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綾乃「私があなたに惹かれた理由」

107 Res  dat落ち(DL)  スレ立て時刻:2012/09/23 15:04:55  最終書き込み時刻:2012/09/23 18:02:44 

1以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします: [] 2012/09/23 15:04:55.90 ID:p8Zak/2y0
昔から、私は人一倍正義感の強い子供として有名だった。
有名とは言うものの、それは悪いほうの意味での有名だ。

小学生の頃から曲がったことは大嫌いで、いじめだって見過ごせなかった。
誰かが何か悪さをされればすぐに飛んでいって注意したし、どんなに小さなことだって
いけないと思ったことははっきりとそう言った。

それがきっと、同世代の子たちの反感を買ってしまったのだ。

いつしか陰口や、悪さの対象は他の誰かから私に代わっていた。
私は、いつのまにか独りでぽつんと過ごすことが多くなっていた。

2以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします: [] 2012/09/23 15:08:47.75 ID:p8Zak/2y0
それが、小学校の思い出。
いい思い出なんて一つもない。

だから私は、中学生になったら出来るだけ大人しく過ごそうと、そう決めていた。
何があったって知らない振りを決め込む。
そうしなきゃ、せっかく新しい環境になったのにまた小学校の二の舞だと思ったから。

中学に入学した私は、けれどやっぱりうまくはいかなかった。
進学できる二つの中学校のうち、同じ小学校から進学する人ができるだけ少ないほうの学校を選んだおかげか
悪い噂は断ち切れた。
それでも、あの長い六年間の生活で、私は人と仲良くする方法を忘れてしまっていたのだ。

3以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします: [] 2012/09/23 15:12:21.50 ID:p8Zak/2y0
「……」

だから、今日も一人。

まだ慣れない教室を見渡し、ひそかに溜め息を吐く。
もう一週間くらい前にはすっかり女子特有のグループができあがっており、私はもちろん、その中にはいない。
部活もすでに始まっているから、放課後の教室はガランとしていた。
私はまだ、どこの部にも届けを出していなかった。

帰りましょう――


4以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします: [] 2012/09/23 15:16:27.96 ID:p8Zak/2y0
今日は、一人二人とは少しだけ話せた。
少なくとも、今はそれで満足している。

鞄を持ち上げて教室を出かけたところで、教室と廊下の間にポケットティッシュが落ちているのに気付いた。

「……これ」

屈みこんで、拾う。
中身は少し残っていて、けれどそれが気になったわけではなくて、その中身の入った可愛い入れ物が
見たことあるものだったのだ。

5以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします: [] 2012/09/23 15:17:39.68 ID:R1JSXmcJO
しえんし

6以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします: [] 2012/09/23 15:20:22.58 ID:p8Zak/2y0
池田さん、だったかしら。

いつもにこにこ笑っていて、眼鏡をかけた優しそうな子だ。席は少し離れているけど、
聞きなれないイントネーションで話す声がよく耳に入ってくる。
絵柄がファンシーだったからよけい印象に残っていたのだろう。

私は思い出した途端、なんだか落ち着かない気分になってきた。
知らない人の落し物ならともかく、クラスメイトの落し物を拾ってしまったのだ。
だいたい知らない人だとしても、ポケットティッシュごときでわざわざ職員室に寄って「落ちてました」と渡すのはどうなんだろう。

7以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします: [] 2012/09/23 15:20:45.56 ID:ECisems60
見たことあるし

8以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします: [] 2012/09/23 15:21:25.12 ID:4yYL8qNmO
前みたけど

9以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします: [] 2012/09/23 15:22:26.48 ID:p8Zak/2y0
迷った末に、私はこっそり池田さんの机に置いておくことにした。
池田さんはもう帰ってしまったみたいだし、「これ落ちてたわ」と渡すことなんて
できやしないし、する勇気もない。

これだからよけい友達ができないのよと私の中のもう一人の自分がそう言うけれど、
知ったことじゃない。

10以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします: [] 2012/09/23 15:27:29.10 ID:p8Zak/2y0
私は教室に回れ右して、池田さんの机を探した。
ええと、確か――
入学したてで一度も席替えはしていないから、廊下側の前のほう。

「あ、あった」

一つずつ椅子を確認して、『池田千歳』と名前シールが貼られたものを見つける。
ほっとして思わずつぶやくと、「なにがー?」と突然、声がした。


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107 Res  dat落ち(DL)  スレ立て時刻:2012/09/23 15:04:55  最終書き込み時刻:2012/09/23 18:02:44 


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