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「都市伝説と戦うために、都市伝説と契約した能力者達……」

363 Res  dat落ち(DL)  スレ立て時刻:2010/09/06 12:41:40  最終書き込み時刻:2010/09/11 18:33:00 

1以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします: [] 2010/09/06 12:41:40.83 ID:ir0O8VjR0
ここは
都市伝説と契約して他の都市伝説と戦ってみたり
そんな事は気にせず都市伝説とまったりしたりきゃっうふふしたり
まぁそんな感じで色々やってるSSを書いてみたり妄想してみたりアイディア出してみたりするスレです

「まとめwiki」 http://www29.atwiki.jp/legends/

まとめ(途中まで) http://nanabatu.web.fc2.com/new_genre/urban_folklore_contractor.html

避難所は↓だよ!規制中やスレが落ちている間はこっちでゆっくりしていようね!
http://jbbs.livedoor.jp/otaku/13199/


2以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします: [] 2010/09/06 12:42:02.17 ID:BR15ALxK0
破ぁ!

3以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします: [] 2010/09/06 12:46:27.36 ID:ir0O8VjR0
よくある質問



 このスレってジャンプの某読みきりと関係あるの?



始めにこのスレを立てた>>1が何を考えて、スレを立てたのか
今となっては、その真相はわからない
ただ、ここに集まった者たちは、各自思い思いに妄想をぶちまけていき、今のこのスレの形となっていった


まぁ、結果としては関係あるかどうかとか、どうでもよくね?
ぶっちゃけ、ほぼ関係ない内容だし

4スレ住人の期待を裏切った影守に告ぐ。もげろ  ◇nBXmJajMvU (転載: [] 2010/09/06 12:47:33.91 ID:ir0O8VjR0
 ……風呂に、浸かりながら
 美緒は、静かに考え込む

(…わ、私は……何を口走ってしまったのでしょうか…)

 …影守に、泊まって行ってもいい、などと…
 ……自分は、一人暮らしだ
 そんな女が、若い男性を、家に泊めるなど
 ………影守に、ふしだらな女などと、誤解されたく、ない
 ぶくぶくと、半ば湯船に沈みながら、赤くなってしまった頬を治めようとする

 ……どうか、誤解されていませんように
 考え込みすぎて、のぼせそうになる
 のぼせる前に風呂から上がって

 ……あがってから
 気づいた

「ぁ……着替え……」

 …しまった
 何せ、いつも家には、他に誰もいないから
 ……風呂上りは、いつも、バスタオル一枚で
 着替えは、自分の寝室に置きっぱなしだ
 影守がいる前で、バスタオル一枚で出るなど
 それこそ、ふしだらだと誤解されてしまったら……

 だが、考え込んでも、仕方ない
 美緒は、静かに深呼吸すると……体にバスタオルを巻いた状態で、脱衣所を、出た

5スレ住人の期待を裏切った影守に告ぐ。もげろ  ◇nBXmJajMvU (転載: [] 2010/09/06 12:48:09.61 ID:ir0O8VjR0
「か、影守さん、お、お風呂、空きましたから……どうぞ、入っていって、ください」
「え?いや、お風呂まで借りるのは悪いですか……ら」

 …バスタオル一枚の、美緒の姿を、見て
 影守が固まったのを、確かに感じて
 美緒は、頬が赤くなっていくのを感じた

「す、すみません、い、いつもの癖で、着替え、持ってくるの忘れて…………す、すぐに、着替えますから……」

 バスタオル一枚の姿を見られるのが、恥ずかしくて
 足早に、自分の部屋に戻ろうとした美緒

 …………が
 焦っていたのが、悪かっただろうか

「っきゃ!?」
「!」

 脚が、もつれて、転びそうになってしまった
 その美緒を、影守が慌てて抱きとめる

「大丈夫ですか?」
「あ、はい、だいじょう………ぶ……」

 ぴしり
 今度は、美緒が固まる番だった
 ……転びそうになった、拍子に
 バスタオルから、手を離してしまって
 今、影守に抱きついてしまっている、その状態
 ………しかも、全裸

6スレ住人の期待を裏切った影守に告ぐ。もげろ  ◇nBXmJajMvU (転載: [] 2010/09/06 12:48:58.36 ID:ir0O8VjR0
「あqwせdrftgyふじこlp」
「美緒さん落ち着いてっ!?見てません、見えてませんから!!」

 パニック状態になりそうな美緒に、慌ててそう言ってくる影守
 確かに
 美緒は、しっかりと影守に抱きついた状態
 影守からは、美緒の全裸は、見えない

「す、すすすす、すみません………あ、み、見ないで、くださいね?ううう、訴え、ますよ?勝ちますよ?」
「大丈夫、見ませんから、落ち着いて……ほら、バスタオル、拾いましょう?」

 真っ赤になっている美緒に、苦笑する影守
 …そ、そうだ
 バスタオルを、拾わないと…

 ………
 …し、しかし
 ちょっとでも、動いたら
 影守に、見えてしまいそうで
 身動きできない美緒
 影守はもう一度苦笑し、美緒に声をかける

「…同時にしゃがみましょうか?そうすれば、見えないだろうし」
「は、はい……す、すみません」

 気にしないで、といってくれる影守の優しさが、申し訳ない
 二人は、ほぼ同時に、しゃがもうとして

「っ!?」
「っえ……」

7スレ住人の期待を裏切った影守に告ぐ。もげろ  ◇nBXmJajMvU (転載: [] 2010/09/06 12:49:57.74 ID:ir0O8VjR0
 が
 うまく、タイミングが合わなかったのか
 二人は、もつれ合うように、その場に倒れこんでしまい

 むにゅ
 ……ささやかな、しかし、はっきりとした、やわらかさを
 影守は、片手に感じて

「え?…………あ」
「〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜っ!!!!」

 この体勢を、あえて表現するならば
 全裸の美緒が、仰向けで倒れ
 その美緒を、影守がまるで押し倒しているように見えなくもない状態
 しかも、影守の片手は、美緒のささやかなサイズの胸に、触れていて


 数秒後
 リビングに、美緒の悲鳴と、影守が平手打ちを食らった音が響いたのだが
 誰が悪かったという訳でもないのだ




もげろと言いつつ多分終わる

8エピローグ10 復讐者達  ◇nBXmJajMvU (転載): [] 2010/09/06 12:51:12.99 ID:ir0O8VjR0
 …ハンニバルとの戦いが終わってから、一週間後
 「組織」における事件の後始末は、急速に進んでいた
 まるで、ハンニバル達の行っていた実験の痕跡を、根元から消し去ろうとしているかのように
 そこに、「組織」が関わっていた事を、否定するかのように
 ハンニバル達が使い続けていた研究所は、カモフラージュ用の工場や廃工場毎消え去った
 更地となったそこには、新たな建物の建築予定の看板がたっており、それが「組織」が関連した建物なのか、それとも違うのか、判断はつかない

 この街の、大多数の人間が、そこに忌まわしい研究所があったと言う事実すら認識しないまま、それは消し去られる

 いつもの事だ
 世界中あちらこちらで、何度も何度も、繰り返されてきた事
 気にするような事じゃない


 自分達は
 そんな世界の裏を知っている
 わかりきっているのだから
 一々気にしていたら、キリがない



「…そうか、あの女も無事だったか」
「あぁ。今はちゃんと仕事に復帰してるさ」

 日中の公園
 はしゃぎ回っている子供達の様子を、平和そうに眺めながら話している二人
 傍目には、営業周りのサラリーマンと、講義をサボっている学生にでも見えるだろうか
 宏也と、辰也だ
 あの騒動から一週間、彼らもまた、彼らなりの日常へと戻りつつある

9エピローグ10 復讐者達  ◇nBXmJajMvU (転載): [] 2010/09/06 12:52:20.55 ID:ir0O8VjR0
「巻き込んだんだ、詫びくらいしとけ」
「わかってるって……愛華は、気にしなくていい、って言ってくるんだけどな」

 苦笑する宏也
 ……まったく、彼女は相変わらずだ
 少しは、償わせて欲しいものである

「…辰也、体の調子、どうだ?」
「……問題ねぇよ。俺は。お前こそ、賢者の石がなくなったんだろ?大丈夫なのか?」
「なぁに、むしろ、異物がなくなって、調子がいいくらいさ」

 辰也の言葉に、笑って答える宏也
 …事実、このところ、宏也はずいぶんと体調がいい
 賢者の石と言う、契約してもいない都市伝説を体内に入れていた悪影響は、確かにあったのだ
 それがなくなった今、そして、都市伝説と化してしまった事を、ほんの少しは受け入れられるようになった今……宏也の状態は、だいぶ安定していた

「…まだ、人間には戻らないのか?」
「色々準備があるんだってよ。まぁ、あちらさんにもあんまし負担かけたくねぇし。お嬢さんが研究手伝う事になったし、あちらさんが準備できた、っつったら、人間に戻らせてもらうさ」
「………そうさ」

 目の前の平和そうな光景に、普通の日常への憧れを感じながら
 ……ぼそり、辰也は宏也に尋ねる

「…俺は……「広瀬 辰也」のままで、いいんだな?」

 辰也の、その、かすかに不安をにじませた言葉に
 くっくと笑い、宏也は答える

「当たり前だろ…広瀬 辰也は、お前に譲ったからな。それが、お前の名前だ……俺にゃあ、「広瀬 宏也」って名前がある。だから、問題ないさ」
「………そう、か」

10エピローグ10 復讐者達  ◇nBXmJajMvU (転載): [] 2010/09/06 12:53:35.33 ID:ir0O8VjR0
 宏也の、答えに
 ほっとしたような、どこか、申し訳なさそうな…そんな表情を浮かべる辰也

 自分が
 宏也の本来の名前を、奪ってしまって
 …宏也が、人間に戻る機会を奪ってしまっているのではないか?
 ………辰也は、それが不安だったのだろう
 不安が杞憂であった事を知り、ほっとしているようだ

「……お前は、まだ、「組織」に所属し続けるんだな?」
「あぁ……HNoの研究機関は全滅したが、他にも。連中のような事をしでかしかねない奴らは残ってるからな」

 もう、二度と
 自分達と同じような犠牲者を出さないように
 …せめて、「組織」の内部から、睨みを利かせていきたい
 それに…

「………あのお人好しが、どこまで「組織」を内側から変えられるか、見ていきたいしな」
「…あぁ、あいつか。D-No.962、大門 大樹…」
「そうそう、あいつあいつ………もし、あいつが「組織」を見限るようだったら、その時は、色々考える必要があるけどな」

 あの、お人好しが、「組織」を変える事を諦めるほどに、「組織」がどうしようもなくなっていたら
 …もはや、「組織」に見込みなど、ない
 捨てさせてもらおう
 その後どうするか、は…まぁ、その時だ

「……さてっと、俺ぁそろそろ、仕事に戻るな」
「………お前が仕事?…明日は槍が降るな」
「俺だって、たまには真面目に仕事するっての…佳奈美と、ゆっくりしたいしな」

11エピローグ10 復讐者達  ◇nBXmJajMvU (転載): [] 2010/09/06 12:54:26.99 ID:ir0O8VjR0
 そのための時間を確保する為にも
 いつも、他人に仕事を押し付けてばかりというのも、若干は罪悪感を覚えなくもないから
 愛する人との時間確保のためにも、たまには真面目に仕事をする
 宏也の、そんな考えに

「…はいはい。のろけんじゃねぇよ」

 やや呆れたように、そう言う辰也
 寄りかかっていた自販機から離れ、歩き出しながら…続ける

「……きちんと、責任とって幸せにしておけよ。お前の変態趣味に付き合わせる事になるんだからな」
「うわ、酷ぇな……………幸せにするに、決まってるだろ」

 くっく、と笑って、宏也もベンチから立ち上がり
 …辰也とは逆方向に歩きながら、告げる

「お前こそ、ちゃんとお姫さんを幸せにしてやれよ?……史上最強の舅に、認められるようにな」
「……わかってるよ」

 ぶっきらぼうな、照れ隠ししているような辰也の言葉に、楽しげに宏也は笑い
 …そして、二人は公園を後にした


 復讐を終えた復讐者達
 自らを捕らえる過去から解放された彼らは
 …今度は、未来に向かって歩み始める


 大切な、誰よりも愛しい大切な存在との、未来に向かって
                                  fin

12学園祭一般公開日  ◇nBXmJajMvU (転載): [] 2010/09/06 12:55:21.84 ID:ir0O8VjR0
 それは、中央高校学園祭
 一般公開日の出来事

「よぉ、佳奈美」
「あ、お帰りなさいませ、ご主人さ……………え?」

 きょとん、と
 佳奈美は、目の前の男性客を見つめた
 くっく、と楽しげに笑う、その男は………間違いなく、広瀬 宏也
 いつもの黒スーツ姿ではなく、黒のカッターシャツにジーンズという、ラフな服装
 そのせいで、一瞬、宏也だと気づく事ができず
 ……目の前に来たのが、恋人だと、自覚した瞬間
 っぽ、と、佳奈美は頬を赤くした

「あ、ひ、宏也さん…」
「よぉ。お前の可愛い姿、見に来たぜ?」

 赤くなってしまう佳奈美の様子に、ますます楽しげに笑う宏也
 あぅあぅと赤くなりながらも、佳奈美はとにかく、接客しようとする

「き、来てくれて、ありがとう、宏也さん……あ、あの、ご、ご主人様、お席に、ご案内しますね」
「あぁ」

 しどろもどろ、接客する佳奈美を、宏也は楽しげに見つめる
 その、可愛らしいメイド服を、じっくりと見つめていた
 ………一瞬、髪が伸びたりもしたのだが、気づいている者はいないようなのでセーフである

 席につき、佳奈美からメニュー表を受け取り、宏也は改めて佳奈美を見つめる

「大盛況みたいだな、この店。忙しいだろ?」

13学園祭一般公開日  ◇nBXmJajMvU (転載): [] 2010/09/06 12:56:20.72 ID:ir0O8VjR0
「あはは…みんなが張り切ってるから。忙しいけど、楽しいよ」

 宏也の言葉に、楽しげに笑う佳奈美
 そうか、と宏也も笑って…

 ……そっと
 佳奈美の手をとった

「にゃ?」
「…でも、まぁ。大盛況って事は、お前が俺以外の何人もの男に対して「ご主人様」って、言った訳で………」

 そして
 佳奈美の顔を見上げて……ニヤリ、笑う

「……まぁ、あれだ………その点は、嫉妬するねぇ?お前の恋人としては」
「〜〜〜〜〜〜っ」

 ぽぽぽぽ、と
 頬が、どんどん赤くなっていく事を自覚する佳奈美
 さらりと、平気でそんな事を言われて
 ……男性と付き合う、という経験など、初めての佳奈美
 どう、対応したらいいのか、わからない

「え、えっと、ひ、宏也さん、そ、その、ま、周りに、みみ、みんなもいるから…」
「いるからこそ、だよ」

 ?と首をかしげる佳奈美
 …宏也と、しては
 佳奈美のメイド服姿という素晴らしい光景を見に来ると、同時に
 虫除けもかねて来たのだ

14学園祭一般公開日  ◇nBXmJajMvU (転載): [] 2010/09/06 12:57:07.00 ID:ir0O8VjR0
 だから
 …自分が、佳奈美の恋人である、と言う、その事実を、隠すつもりなど、微塵もなく
 むしろ、堂々とアピールするところである

「…ま、いいさ。ケーキセット、注文させてもらうな?」
「あ、は、はい。それでは、少々お待ちください。ご主人様」
「あぁ……佳奈美」

 もう一度、宏也は佳奈美を呼び止めて
 そっと、手をとると……その手のひらに、口付けて

「〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜!!??」
「頑張れよ、佳奈美」

 真っ赤になって、硬直してしまった佳奈美に
 にんまり笑いながら、ねぎらいの言葉をかけるのだった








もげろはみんなの合言葉だといいつつ終わる


15管轄外の勘違い ◇W5H6Y5Rl3M (代理): [] 2010/09/06 12:58:03.79 ID:ir0O8VjR0
「いってらっしゃいませ、ご主人様」
「ああ、また後でな」
頬を染めてはにかみながら見送ってくれる佳奈美に、宏也は頬への口付けという止めの一撃を落としてメイド喫茶を後にした
真っ赤になってはわはわと周囲の視線を気にしてうろたえる佳奈美が、クラスメイト達によって調理場兼控え室に引き摺り込まれていく様を見て、とりあえずは一仕事終えたなと実感する
一連の行為により、まず佳奈美の口から付き合っている男としての宏也の存在が伝わるだろう
メイド姿の佳奈美を口説こうという輩も気後れするだろうし、ただのセクハラにならクラスメイトの警戒も厳しくなると想定される
質問攻めが起これば佳奈美のシフトは減っていき、他の客にメイド姿を披露する時間も短くなる
更には学園祭の準備で久しく欠乏していた佳奈美の恥ずかしがり成分も充分に摂取して元気一杯といった調子だ
「後は懐かしい学生時代の雰囲気を楽しみながら過ごして、一緒に帰る算段なんかを立てれば完璧なんだが」
職員室寄りのやや人気が薄い廊下へ入り込みながら、背後から溢れ出すただならぬ殺気を放つ相手に語り掛ける
その返事とばかりに空気を切って飛来した物体を、宏也の髪の毛が勢いを殺して受け止める
「備品は大事に使えよ、メイドさん?」
振り返り、受け止めたおぼんを差し出した先には、繰がその髪の毛をざわざわと蠢かせながら仁王立ちしていた
腕のような形に編み込まれた髪の毛が、差し出されたおぼんを乱暴に奪い取って繰の手元へと運んでいく
「学校で能力使うなら、もうちょっとバレないようにしとけよな。今日はただでさえ人が多いんだろ?」
「うるせぇ黙れ……私の友達に手ぇ出すなって言ったはずだよな? ていうか佳奈美はもう付き合ってる奴がいるんだよ」
「ああ、それ俺」
模擬店の呼び込みの声や、学生達がはしゃぐ賑やかな声が、何かやけに遠くから響いているような
そんな微妙な空気の沈黙が二人の間に漂っていた
「誰が、誰と、付き合ってるって?」
「俺と、佳奈美が。結構前から」
「嘘だッ!!!」
「いやホントホント、佳奈美に聞いてみろよ。というか今頃多分質問攻めだな、あのクラスの雰囲気だと」
軽い調子で返す宏也を、わなわなと震えながら睨み付ける繰
「どういう接点よ、佳奈美とあんたが!? 何処で出会ってどういう弱みを握って脅した!?」
「いや普通に黒服と契約者だろ? 担当してたんだよ。あと脅してるような事は一切無い」
弱みは色々握ってはいるが、それは脅すためでなくリアクションを楽しむためなのでノーカウントと判断し口には出さない

16管轄外の勘違い ◇W5H6Y5Rl3M (代理): [] 2010/09/06 12:59:05.58 ID:ir0O8VjR0
「契約者って……あの子に危ない事させてんの!?」
「逆だ逆、戦闘とか全然できない能力だから保護してる。俺が護衛みたいなもんだ、契約者は都市伝説や契約者と遭遇しやすいしな」
「吊り橋効果ってやつでしょ、絶対」
「いやもう超ラブラブ。佳奈美はまだ高校生だからと健全なお付き合いしてる俺の我慢強さを褒め称えてもらいたいぐらいに」
「信用できるわけないでしょ、あんたみたいなセクハラで出来てるような人間を」
「俺ぐらい真面目で信用できる人間はそうそう居ないと思うんだがなぁ」
味方なら、という但し書きを声には出さずに付け加える
「俺が信用できないなら佳奈美に聞いてみろよ。俺と知り合いだったって言えば、理性が飛びそうなぐらい可愛いはにかみ顔で照れ照れしながら語ってくれるぞきっと」
「……確認してくるから、逃げるんじゃないわよ?」
「そりゃこっちの台詞だな。俺と佳奈美の関係が真っ当なもんだと判ったら、さっきの奇襲のお詫びぐらいはしてもらわんとな」
そう言うと宏也は、ポケットから小さな布の塊を取り出した
「何それ」
ひらりと布の塊を広げると、それはとても見覚えのあるもので
「ちょ、それ私の!? い、いつの間に!?」
「学校だしかなり気を遣ったんだぜ? 周りを壊さず、大きな騒ぎにせず、相手を傷付けず無力化する戦い方をな」
顔を真っ赤にし、何を言うべきか困り果て口をぱくぱくと動かしている繰
「か、かかっ、かかか、返しなさいよ!?」
「俺と佳奈美の関係が、お前さんの疑うようなものだったらな。土下座して謝るし、好きなだけボコる権利もつけてやろう」
にやりと笑い、宏也は言葉を続ける
「俺と佳奈美が健全に付き合ってるのが真実だったら、これは俺のもの。その上でメイド喫茶できっちり俺にご奉仕してもらおうじゃないか」
一応、繰のゴスロリメイド服がそれなりにスカートの裾が長いからの提案である
第一モロに見えてもそれはそれで嬉しいが風情が無い
見えないのにスカートの下を気にするから良いんじゃないか
そんな宏也の内心など知る由も無く
「かっ、佳奈美に確認取ってきて、ボッコボコにしてやるからね!? に、ににに逃げんじゃないわよ!?」
雰囲気から敗北を察しながらも、一縷の望みに賭けて涙目になる繰

ちなみに繰が取られたものを返してもらえたのは、メイド喫茶で一通りご奉仕の末に佳奈美を加えた三人での写真撮影をした後の事だったという

17プールの中に魔が潜む  ◇nBXmJajMvU (転載): [] 2010/09/06 12:59:58.87 ID:ir0O8VjR0
 きゃいきゃいと、楽しげに遊びながらも、長女を探す口裂け3姉妹の三女
 その三女を慈しみながら、その浮き輪を引いて泳ぐ次女


 …その、二人に
 すぅ……と、接近する者が居た
 二人は、気づいていない
 何せ、水中にいる「それ」は、姿が見えないのだから
 少なくとも、水中にいる限り…「それ」は、視認する事が非常に困難な存在なのである

 すぅぅ……と、音もなく、それは二人に接近し
 そして……次女に、狙いを定めた


「おねーさま、どこだろう?」
「う〜ん、ここの施設、広いものね……すれ違いになってしまっているかしら」

 ぱしゃぱしゃ
 泳ぎながら、長女を探し続ける二人
 しかし、プールサイドに、その姿はなかなか見えない
 探し方を変えようか、次女がそう考え出した、その時

 流れるプールの、その流れが
 一瞬、早くなったような気がして……

「−−−−−っきゃ!?」

 っば!!と
 胸を覆っていた、ホルダーネックの、ビキニが
 水の流れに引っ張られて、次女から離れる!!

18プールの中に魔が潜む  ◇nBXmJajMvU (転載): [] 2010/09/06 13:03:15.96 ID:ir0O8VjR0
「おねーちゃん!?」
「だ、大丈夫………っみ、水着、ど、どこに流されたの!?」
「あ。あっち!」

 慌てて、腕で胸を隠す次女
 よ、良かった
 周囲に他の客(特に男)がいなくて、本当に良かった!!
 三女の指差す先、そこにぷかぷか流れる、己のビキニを見て
 次女は急いで、三女のうきわを引きながら泳いでいく

「ちゃんと、外れないようにしておいたはずなのに…」

 泳いでいるうちに、緩んでしまっていたのだろうか?
 首をかしげながら、まるで逃げるように流されていくビキニを追いかけていく次女



 ……彼女が
 本日、この施設にて起こる、ばかばかしい事件の、最初の被害者であったなどと
 この時点では、誰も予測すら、していない




困った事だが続く


19学園祭の裏側で  ◇nBXmJajMvU (転載): [] 2010/09/06 13:06:05.42 ID:ir0O8VjR0
 …何だか、様子がおかしいように見えたから
 心配に、なったのだ
 彼の考えは、ただ、それだけで
 何かを企んでいた訳でもなく、ただただ本当に、心配していただけだったのだ


 2年B組の模擬店の呼び込みを手伝っていたディラン
 他のクラスの生徒なのだが、様々事情によりこのクラスを手伝っていた繰の様子が、何だかおかしい事に気づいて

「繰ちゃん?具合、悪いの?」

 …そこで
 繰が休憩時間に入り、控え室に入ったところで
 ディランも休憩時間だった事もあり、控え室に入って、繰にそう尋ねた

「え?……い、いえ、な、何でもないけど」

 なぜか、慌てた様子の繰
 顔が、赤い
 …熱でもあるのだろうか?
 ディランは繰に近づくと、そっと、頬と額に触れる
 ………ほのかに、熱い

「〜〜〜〜っな、何を」
「熱いよ?熱、あるんじゃないかな……大丈夫?」

 じ、と
 至近距離で、心配そうに繰を見つめるディラン
 …息がかかるほどの、至近距離に
 繰はますます慌てる

20学園祭の裏側で  ◇nBXmJajMvU (転載): [] 2010/09/06 13:08:59.16 ID:ir0O8VjR0
「ね、熱なんてないわよ、大丈夫!!」
「そう…?無理しちゃ、駄目だよ。疲れていたり、具合が悪いなら、他の人に言って、しっかり休ませてもらったほうがいいよ…?」

 至近距離で、見つめたまま
 心配そうに、そう言ってくるディラン


 …ディランは、気づかない
 繰のスカートの中身が、ほぼ全裸状態である事に
 ディランは気づかない
 繰が、他に誰もいないこの休憩時間中に、急いで下着を履き直そうとしていた事に

 まさか、スカートの中がそんな事になっているなど
 気づくはずも、ないのだから
 …思い切り、着替えの邪魔になってしまっている、その事実に
 ディランが、気づくはずもなく
 そして、繰もまた、自分がそんな状態になっているなど、恥ずかしくて口に出せる訳もなく

 …なかなか、繰が下着をはきなおせない状況が続くのだが
 誰が悪い訳でもないのである





続くかどうかわからない

21舞い降りた大王―支配者 ◇dj8.X64csA (代理): [] 2010/09/06 13:12:30.66 ID:ir0O8VjR0
これは、ある休日に、正義達のパトロール中に起こった出来事。

勇弥「ではパトロール開始ッ!」
正義&コイン「「おーぅ!」」
奈海「張り切ってるわね・・・。」
大王「・・・何故だろうか、慣れたな。」
このままいつも通りの日常が始まる。そう思っていた。

???「黄昏!」

ふと、前から聞きなれた声がする。[黄昏]と呼ぶ女子と言えば・・・。

正義「十文字さん?」
大王「(しまった!?隠れられない・・・。)」
コイン「(今隠れたら逆に変だし、・・・ど、どうしよう?!)」
勇弥「また都市伝説の調査ですか?」
奈海「それとも散歩かなにか」

次の言葉で、この事件は幕を開けた。

楓「今すぐ私と戦え!黄昏!」 一同「・・・は?」

最初は冗談だと一同は思った。しかし次の言葉で、事の深刻さが大きくなった。

勇弥「なんですか十文字さん。いつかの試合のリベンジでも」
楓「『都市伝説と契約した』者同士は、命を懸けて戦う宿命にあるのだろう?!」
奈海「もぅなッ、・・・今、何って言ったの?」
楓「私は都市伝説と契約した。そして!黄昏も契約者なのだろう?」
正義「え?!なんでそれを!?」
楓「なら、戦うまでだ!」

22舞い降りた大王―支配者 ◇dj8.X64csA (代理): [] 2010/09/06 13:15:35.88 ID:ir0O8VjR0
十文字が、不意に衣服を脱ぎ捨てる。

奈海&勇弥&コイン「きゃ」「は」「え」「「ちょ!?十文字さん!」」

すると、下には柔道着を着ていて、その帯を改めて締めなおす。

楓「“キュッ”さぁ、私の方は準備できたぞ!いつでもかかって来い!」
正義「・・・どうしても、戦うの?」

そんな会話を余所に、勇弥がポツリと呟く。

勇弥「あぁ、なんだ・・・。ちょっと期待しちゃったじゃんか・・・。」
コイン「・・・何に?」
勇弥「服を脱がないと発どッ」ボカッ!
奈海「もぅ、だいたい分かってたわよ!アンタも充分正義くんに悪影響じゃない!」

・・・そんな雑談は無視し、ここでは戦いにくいと判断し、正義は場所を移す事を提案する。
本来なら罠とみて戸惑うところだが、正義の性格から判断してか、十文字は戸惑う事なく付いていく事にした。

大王「(どうやら本気で戦うようだな。)少年、やはりここは」
正義「大丈夫だよ。なんとか十文字さんは気絶させて、その後でゆっくり説明するよ。」
大王「そうか、なら安心だ。」

無論、これは十文字を気遣っての言葉ではない。大王は世界征服のために十文字を使う気なのだ。
十文字の情報収集力と、それをまとめ、解析する能力。それは世界征服に不要な能力ではない。

正義「だからと言って、大王の世界征服も、それに十文字さんを巻き込む事も許さないよ。まぁ十文字さんが従う事は無いと思うけど。」
大王「まぁ、そう言うとは思ったがな。」

そして都市伝説の心が読める正義に、大王のその意思は読まれている。世界征服のためにはまず正義から。これが大王の課題なのだ。

23舞い降りた大王―支配者 ◇dj8.X64csA (代理): [] 2010/09/06 13:17:58.90 ID:ir0O8VjR0
―――数十分後、彼らはある場所に辿り着いた。
そこには荒野が広がっていて、断面が見える絶壁もあるという、まさに特撮にでも使われそうな場所。
ここは、正義達が学校町に来た時から利用している、修行のための場所だった。

楓「なるほど、ここなら人目にもつかないな。」
正義「そして、誰にも邪魔されない。さ、始めようか。」
楓「あぁ。ところで、日向と心星はどうする気だ?」
勇弥「無論、丁重にお断りする。正義だけで充分だろうしな。」
奈海「正義くん、ファイトぉー!」
楓「では、まずは黄昏、お前からだ!」

十文字が正義に跳びかかる。しかし今まで修行もし、戦いなれた正義にはそんな攻撃は当たらなかった。
そして、前の柔道の試合のおかげで十文字の行動パターンは正義の頭の中に入っていた。彼女は攻撃する時に必ず隙ができる。

正義「残念だけど。」

つまり今が攻撃のチャンス。そう思っていた。

楓「1!」
正義「ッ!? え?!」

正義は十文字を掴み損ね、十文字は間合いを取り直す。

楓「2!3!」タッ
大王「少年!これは柔道の試合では無いんだぞ!?手加減するな!」
奈海「なんで掴まないのさぁ!」
正義「ご、ごめん!・・・なんで・・・?」

正義は、さっきの現象を勘違いだと思い、あえて次は正義から跳びかかる。
すぐに捕まるかと思ったが、こちらが先に掴むかと思った時・・・。

24舞い降りた大王―支配者 ◇dj8.X64csA (代理): [] 2010/09/06 13:20:01.63 ID:ir0O8VjR0
楓「無駄だ。1!」 正義「ッ!また!?」
大王「なん、だ、と・・・?」 勇弥「ど、どういう事だ・・・?」 奈海「まさか、これが・・・?」

次の現象は、誰の目にも分かるくらい顕著だった。正義の腕が、十文字の数cm前で止まっていた。
小刻みな揺れから、自分の意思ではないのだろう。となると、答えは1つだ。

楓「2、3!」ガシッ、ブゥン!
正義「うっ!」ダン!

目の前で止まっていた正義を、十文字は掴み、投げ飛ばした。正義はなんとか受身を取ったが、それでも下は地面。少々ながらダメージを受けた。

正義「くぅ・・・、それが、キミの都市伝説?」
楓「そうだ!【三秒ルール】は知っているか?」
勇弥「【三秒ルール】!?なるほど、厄介だな。」
奈海「私でも知っている話だもんね。強いんじゃないの?」

【三秒ルール】とは、迷信の1つで、『地面に落ちたとしても3秒以内なら悪い菌に感染しない』というもの。
例えば友人にキャンディーを渡すときに誤って落としてしまい、気まずい雰囲気が流れた場合に使用される。
ただしアイスクリームや湿ったキャンディーなど粘着質な食品ではめったに使われない。
また、ある科学者が調べた結果、乾いた床に落ちた食品はたしかに安全だが、菌などで汚染されている床ではやはり相当数の菌が付着したらしい。
ちなみに、5秒ルール、10秒ルール、15秒ルールとこれには様々なバリエーションがあり、地域によってばらつきがある。

十文字さんは高らかにこれを説明した。勇弥・・・。

楓「つまり私はこの都市伝説によって、『三秒間の間だけ誰も触れる事ができなくなる』能力を得た!」
正義「3秒間の間、悪い菌が付かないように?」
勇弥「こりゃやばいな・・・。流石に加勢させてもらうぞ!」
奈海「本気みたいだしね。いくわよ、コインちゃん!」
コイン「え?でも・・・、もうやるしかないか!」
大王「まったく、勝てない訳ではないが・・・。」

25舞い降りた大王―支配者 ◇dj8.X64csA (代理): [] 2010/09/06 13:22:59.54 ID:ir0O8VjR0
正義が押されているとなると、危機を悟り、全員での戦闘に切り替える。

勇弥「と言ったものの・・・。」
楓「てぇりゃあぁぁ!」ブゥン!
勇弥「ぐえっ!」ゴズン!

勇弥―――敗退

勇弥「すまねぇ・・・。オレ、お前らとは違うんだ・・・。」
正義「勇弥くぅぅぅん!」 大王「いや、ふざけている内は問題ないだろ?」
楓「さぁ、次は誰だ?」
奈海「うっ、こうなったら・・・。」
コイン「まさかこんな時に使うとはねぇ。」

奈海はいつも掛けているウェストポーチから、謎のパーツを取り出す。それを組み立てると、『銃』のような形になった。

大王「?それはいったい・・・。」
奈海「これ?これは勇弥が作った新アイテム、『コインシューター』よ!」

説明しよう!『コインシューター』とは!
勇弥がコインちゃんの協力の末、完成した全く新しい武器である!
名の通り、弾丸の変わりに十円玉を射出する。
しかし真の能力は、コインちゃんが入った十円玉をグリップの収納スペースに装填する事によって発揮される。
なんとグリップを握っている間、コインちゃんつまり【コックリさん】の能力が所有者に発揮される!
さらに、銃弾として装填されている十円玉にも、【コックリさん】の能力を分け与えられるようになっている!

一瞬勇弥が起きていたように見えたが、何事もなかったかのように倒れた。

正義「勇弥くゥゥゥん!?」 大王「問題ないだろ。」
奈海「コックリさんコックリさん、この中に入ってください。」 コイン「OK!」

26舞い降りた大王―支配者 ◇dj8.X64csA (代理): [] 2010/09/06 13:25:06.48 ID:ir0O8VjR0
お決まりの呪文でコインは十円玉の中に入り、その十円玉をグリップに収納する。さらに十円玉を数枚、弾丸用に装填する。

奈海「私はあまり力が無いから、悪いけど武器を使わせてもらうわ。」
楓「問題ない。その程度のハンデなら!」

武器を持っている相手でもお構い無しに挑んでゆく。さすが十文字さん!奈海はとっさに十円玉を3発放つ。結果は見えていた。

楓「無駄だ!1!2!3!」
大王「やはりダメか。逃げろ少女!」

十文字は能力で十円玉の動きを止め、奈海に向かっていく。十文字が奈海の腕を掴―――

奈海「残、念♪」 楓「なにッ?!」

奈海を掴もうという瞬間に、奈海が体を翻す。

奈海「【コックリさん】の能力を忘れてない?」
コイン“「私の力であなたの行動は読めていたの!と言ってもギリギリだったけどね。」”
大王「スピーカーまで付いているのか。さすが友だな。」
コイン“「十円玉の中ではずっとしゃべれなくて寂しいって言ったら付けてくれた。」”
正義「さすがは勇弥くんの、遺作・・・。」
大王「大丈夫だろう?!」
楓「しかし、避けているばかりでは私は倒せないぞ?」
コイン“「人の事言えないじゃん!」”
奈海「それと、たまには後ろにも気をつけた方がいいわよ?」
楓「なに?まさかッ!?」

気付くのが遅く、後ろから飛んできた十円玉が十文字の首元にヒットし、十文字がよろける。

楓「か、は・・・。何故だ?」

27舞い降りた大王―支配者 ◇dj8.X64csA (代理): [] 2010/09/06 13:28:01.85 ID:ir0O8VjR0
奈海「コインちゃんはねぇ、別の十円玉にも【コックリさん】の効力を分け与えられるの!」
コイン“「そして私のもう1つの能力、『誘導』のおかげで、十円玉があなたを追いかけ続けるのよ!」”
大王「なるほど、『十円玉が勝手に動く』という話からか!便利な能力だな。」
コイン“「推進力がなくなったら止まるけどね。」”
正義「充分すごいよ!」
楓「だが!その程度で私はッ、んッ?!」

急に十文字の口が閉じられた。

正義「えっ?!何が起こったの?」
奈海「【コックリさん】はねぇ、呪いの能力もあるのよ。『コックリさん中に十円玉を放したら呪われる』ってね。」
コイン“「まぁ、まだ子どもだから、ちゃっちいけどね。今のは『喋れなくする呪い』。」”
楓「んんぅー!」
奈海「つまりこれで、あなたは能力が使えない!」

奈海は十文字に向かって十円玉を放つ。しかし何故か急に十円玉が止まる。

楓「・・・。」
奈海「えっ?!あ!」

十文字が奈海の方へ突っ込み、奈海の銃を持つ手を払う。コインシューターが地面に叩きつけられ、コインも飛び出す。

コイン「あぃたたた・・・、心の中で数えるなんて卑怯よ!」
楓「・・・ぷはっ、お前に言われたくはないな。」
奈海「あ、離したから呪い解けちゃった。」
楓「私は必ず、お前達を倒してでも生き延びる!」
正義「くぅ、どうすれば?!」

???「(―――まったく、世話が焼ける契約者ですね―――。)」
ふと、正義の耳に不思議な声が聞こえる。離し方から察するに、これは・・・。

28舞い降りた大王―支配者 ◇dj8.X64csA (代理): [] 2010/09/06 13:31:03.40 ID:ir0O8VjR0
正義「も、もしかして、キミが【三秒ルール】?!」
???「(おや?私の声が分かるのですか?不思議なものですね。)」
楓「・・・何を言っているんだ?すでに【三秒ルール】と契約したと言っただろう。」
奈海「何を言ってるの?」
大王「・・・なるほど。少女、少年は放っておいて戦うぞ!」
奈海「え?あぁ、もう!」

大王の言葉で、奈海はコインシューターを拾い直し、十文字に向かっていく。
しかし正義は、謎の声と会話していた。

数秒ルール「(いかにも。私は楓さんと契約している、正確には【数秒ルール】という都市伝説です。)」
正義「・・・そう。ところで、キミが十文字さんを?」
数秒ルール「(とんでもない、誤解ですよ。どうも楓さんは夢見が悪かったようで。)」
正義「そう・・・。」
数秒ルール「(私もあなた方と戦う気なんて無いのですよ?できるなら、楓さんを止めたい・・・。)」
正義「・・・なら、ボク達を信用できる?信用できるなら、手伝うよ!」
数秒ルール「(・・・、いいでしょう。では、私の弱点を教えます。)」
正義「弱点?」

―――その頃。

楓「どうした?!その程度か?!」
奈海「く、えい!」

奈海は十文字に向かって十円玉を放つ。しかし1度見た手。十文字は能力を使い軽々と避ける。

楓「1!2!」
奈海「えっ!?」

十文字は奈海の前で数分止まり、瞬時に奈海の後ろへ回る。

29舞い降りた大王―支配者 ◇dj8.X64csA (代理): [] 2010/09/06 13:34:15.56 ID:ir0O8VjR0
大王「バトル漫画の王道だな。」
奈海「うぅ!」

奈海は身構えたが、コインのおかげで十円玉が足元に落ちた。十文字は距離をとり、カウントを終える。

楓「3。まだまだだな」
勇弥「てぇえりゃあぁぁ!」

カウントが終わった瞬間、勇弥が十文字に飛び蹴りしようとする。しかし攻撃は・・・命中した。

楓「なッ、か、くぅ・・・。」
奈海「え?なに?何やったの?」
大王「まさか、お前の能力か・・・?」
勇弥「ん、違うよ大王さん。よく考えれば分かるトリックさ。」
コイン“「トリック?」”

勇弥「十文字さんは能力使用の度に、距離をとるか攻撃するか、つまり相手の攻撃を避けていたんだ。」
奈海「?当たり前じゃない。止めたんだったら止まっているうちに」
大王「なるほど!永続的に攻撃を止めるのではなく3秒間のみという事か!盲点だったな。」
勇弥「正、解。なら3秒おきに間があるんじゃないか、って観察していたんだ。すると案の定使用の度に1.5秒ほど。」
コイン“「さっすが勇弥くん!」”
勇弥「や、というか、自分で調べろよコインちゃん。何のためにスピーカーまで付けたんだよ?」
コイン“「え?ほ、ほら、私は答えるのが専門だから!」”
奈海「誤魔化さない!よし、十文字さんを倒しますか。」
大王「同じ手が通用するかは分からんがな。」

すると、正義がやってくる。

正義「ごめん皆!ちょっと話をしてて。」
奈海「だから誰と話していたのよぉ!」

30舞い降りた大王―支配者 ◇dj8.X64csA (代理): [] 2010/09/06 13:37:25.21 ID:ir0O8VjR0
勇弥「ん、だいたい想像はついているが、なんて言っていたんだ?」
正義「【数秒ルール】の弱点だよ。」ボソッ
勇弥&奈海&コイン「「弱点!?」」
大王「でかしたぞ。どのような弱点なんだ?」
正義「いい?―――。」

どうどうとされた作戦会議に苛立ったか、十文字が立ち上がり、攻撃を再開しようとする。

楓「何をしているんだ!?その隙に攻撃するぞ!」
正義「よし、行くよ!」

作戦会議が終わり、まず正義が無謀にも突っ込む。

楓「無駄だ、1!」
正義「3!」
勇弥「2!4!」
奈海「1!2!1!」
十文字がカウントしだすと、全員が騒ぎ出した。すると十文字が混乱しだす。

楓「なッ?」
大王「成功か?なかなか脆いものだな。2、2、2、1!」
コイン“「3!1!4!1!5!9!」”
勇弥「3!4!2!4!1!2!1!」
奈海「2!1!2!1!2!4!」
楓「うぅ・・・。」
正義「終わりだよ。」ガツッ

全員が無茶苦茶に数字を叫ぶ中、正義は十文字の首の後ろを打ち、十文字は気を失った。

正義「・・・勝った。」

31舞い降りた大王―支配者 ◇dj8.X64csA (代理): [] 2010/09/06 13:40:08.43 ID:ir0O8VjR0
【数秒ルール】の弱点、それは時間をしっかりカウントしないと能力が発揮できない事。
つまりあれは、十文字のカウントを混乱させるための行動だったのだ。

大王「よし、家に送るぞ。」
奈海「OKって、え?大王さん?」
大王「ん?なんだ?」
勇弥「いや、まさか大王さんの口からそんな言葉が出るとは・・・。」
コイン「なんか隠しているんじゃなぁい?」
大王「知らん。少年の家が1番近いのか?」
正義「できれば、勇弥くんに運んでくれたら速いんだけど。」
勇弥「ん?何でオレ、ってあぁ、忘れてた。じゃあしっかりつかまれよ。」

全員が勇弥につかまると、全員を0と1のヴェールが取り囲む。
―――気が付くと、勇弥宅の前に着いていた。

勇弥「今思ったんだけど、気絶した年頃の女を部屋に連れ込むのってどうなんだ?」
奈海「私がいるから問題ないと思うけど・・・。」
正義「それならボクに任せて。」

正義の言葉を信じ、勇弥はインターホンを押す。

“声「“ガチャ”どちら様でしょうか?」”
勇弥「日向勇弥、ただいま帰りました。」
“声「はい、直ちにお迎えに上がります。」”
奈海「時々思うのよ。なんでわざわざ金持ちって雇っている人を玄関まで呼ぶの?勝手に上がればいいじゃない。」
勇弥「ん、なんでだろうな?あ、あと友人が3人」
正義「待って。えと、途中で女の子が気を失って倒れてたので、危険だったのでここまで運んだんですが、良ければ気がつくまでここで休ませてあげてくれませんか?」
“声「まぁ!それは、直ちに向かいます!“ガチャ”」”
勇弥「・・・あぁ、その手があったか。」
奈海「・・・私、絶対そんな言葉出てこない。」

32舞い降りた大王―支配者 ◇dj8.X64csA (代理): [] 2010/09/06 13:43:30.91 ID:ir0O8VjR0
数分と待たず、玄関からタンカーが現れて、十文字を乗せて玄関に戻っていく。それに正義達も付いていった。
こうして、十文字は日向家ゲストルームに無事運ばれた。

楓「・・・。」すぅ・・・すぅ・・・
日向「さて、しばらくどうする?」
コイン「ゲームに決まってるじゃない!」
奈海「騒がしい。静かにしなさい。」
コイン「はぁーい。」

コインがゲームを漁りだした。

大王「俺は友の最新の発明を見ておきたいが。」 正義「ボクもォ!」
勇弥「ん。まぁ『コインシューター』に集中していたからあまりいい物は無いぞ?」
コイン「なにさぁ、私の所為でいい物が造れなかったって言うの?」
勇弥「逆。『コインシューター』が名作過ぎて他はちゃっちいよって事だ。」
大王「そんなにすごい事を成し遂げていたのか?」
正義「さすが勇弥くん、凄い!」

―――数十分後

楓「ん・・・。」
大王「お、やっとか。」 正義「良かった。おぉい、十文字さん。」
楓「ん?うわぁ!?」

十文字は突然周りの状況が変わったことに驚いたようだ。・・・驚かない方が怖いが。

勇弥「大丈夫っすよ十文字さん。ここはオレんちですよ。」
奈海「それはそれで問題だと思うわよ?」
楓「・・・何故コロさない?」
正義「・・・そこからか。」

33以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします: [] 2010/09/06 13:44:07.25 ID:amrIdDp/0
関係ないけどハローバイバイ関なんとかとか言う奴のせいで都市伝説の定義が変えられたよな
オカルト全般が都市伝説とされてしまった


34舞い降りた大王―支配者 ◇dj8.X64csA (代理): [] 2010/09/06 13:46:35.28 ID:ir0O8VjR0
正義は、さすがに溜め息をつき、呆れたような口振りで話し始める。

正義「いい?別にボクは人をコロす気なんか無いし、そもそも契約者同士で戦うとかいう話も無いの。」
楓「・・・なら!夢に出ていたあいつは?あの声は?!」
奈海「たぶん、契約して混乱してたから、そんな夢見たんじゃない?十文字さんの都市伝説は喋ってくれないもんね。」
楓「そうか・・・。」

どうやら、負けてかつ、ゆっくり話し合った事で落ち着いたらしい。と同時に、湧く感情が1つ。

楓「・・・すまない、皆。私の勘違いなんかで、傷付けるどころか・・・。」
奈海「もういいから。そもそもいきなり変な力を手に入れたら、どうしたらいいか分からなくなるもんだって。」
勇弥「・・・そんなもんだ。」
正義「?・・・とにかく、十文字さんはこれからどうするの?」
楓「これから?それは・・・。」
正義「何もせずに一生を終えるのか、その能力で何かするのか。別にボクはどっちでもいいと思うよ。」

不意に、正義は十文字に選択を突きつける。

正義「何もせずに一生を終えれば、それはそれでキミは楽になれると思う。」
奈海「ちょ、なんかそれって。」
大王「(自殺を誘発させそうな発言、だな。)」
正義「でもね。そんな事をすれば、結局キミは悪人のままだよ。」
楓「・・・ならどうすれば良い?」

正義が説教を続けようとした時、勇弥が語りだす。

勇弥「なら人を傷付けようとした分、人を守れば良い。そうする事で、お前の罪は消える。」
楓「そんな事で、罪は消えるのか?」
勇弥「本当ではないが、嘘でもない。・・・これを信じて、お前は生きるか?」
楓「・・・。」

35舞い降りた大王―支配者 ◇dj8.X64csA (代理): [] 2010/09/06 13:49:09.99 ID:ir0O8VjR0
数秒の間―――そして運命の選択―――の後、十文字の口から回答が出る。

楓「なら・・・生きて、罪を償ってみせる。お前の、その言葉を信じて。」
勇弥「よし、じゃあ改めて。」
正義&奈海&勇弥「「ようこそ、『都市伝説研究同好会』へ!」」

思いもよらない言葉で、十文字は、やっと目が覚めたように話し始めた。

楓「そうか・・・、ありがとう、皆。一瞬『都市伝説研究同好会』の存在を見失っていたよ。だが完全に目が覚めた。」
正義「うん。」
楓「私は、これからは、この力を使って人を助け、悪い都市伝説と戦う事にする!」
正義「うん!かっこいいよ!」
奈海「まっ、って、もう都市伝説とも契約しちゃったから、それでいいんだ。」
勇弥「そ。仲間が1人増えたって事だ。」

急に、奈海のウェストポーチのお守り袋からコインが飛び出す。

コイン「じゃあ、自己紹介しておいた方がいいわよね。」
楓「うわっ!?き、キミは・・・?」
コイン「ちょっと前まで戦っていたじゃない。改めまして、【コックリさん】の[コイン]ちゃんでーす。」
楓「【コックリさん】・・・なるほど、そう言っていたな。宜しく。」
大王「そして。」

十文字が寝ているベッドの横に大王が立つ。

大王「俺は【恐怖の大王】だ。会長の少女が仲間となってくれて嬉しいぞ。」

急に、楓が紅葉を始めた。

大王「(ん?言葉のミスは無いはずだが。まさかバレたか?)」

36舞い降りた大王―支配者 ◇dj8.X64csA (代理): [] 2010/09/06 13:50:17.88 ID:ir0O8VjR0
勇弥「あ、十文字さーん。大王さんには気をつけてくださいよ。」
奈海「正義くんのおかげで何もしてないけど、本当は悪い人なんだから。」
大王「なっ、いや、あの2人は嘘を言っていてだな、本当は」
正義「大王!十文字さんを世界征服には利用させないって言ったよね?」
大王「(ダメだったか。)」

ふと、大王の手に暖かいものが被さる。手を見ると、十文字の手のようだ。

楓「大王様!私にその世界征服のお手伝いをさせてください!」
一同「「・・・はあぁぁあぁあぁぁぁあ???!!!」」

今まで実例も、想像もしていなかった出来事に、ただただ声を上げるばかりだった。

楓「あなたのためなら、なんでもします!」
大王「・・・そうか。ありがとう会長よ。会長が仲間ならとても心強い。」
楓「・・・ありがとうございます!」

とうとう俺にも仲間ができたぞ!記念すべき最初の仲間は会長だ。
基礎能力の情報収集力と柔道の腕に、【数秒ルール】の能力が加わった彼女なら、強い戦力となるだろう。
―――世界征服への道は近

正義「大王も十文字さんも!世界征服しようとしたらボクが絶対止めるからね!」

―――世界征服への道は遠い。

第5話「支配者」―完―


37偽警官は恐怖す  ◇nBXmJajMvU (転載): [] 2010/09/06 13:51:28.39 ID:ir0O8VjR0
 …それは、ふらりと街を彷徨っていた
 獲物を求めて、ふらり、と

 もっと
 もっともっともっともっともっともっともっともっともっともっともっともっともっともっともっとたくさんたくさんたくさんたくさんたくさんたくさんたくさんたくさんたくさんたくさんたくさんたくさんたくさんたくさんたくさん殺したい
 まだまだ、殺したりない
 もっともっと、殺したい
 絶望を感じたい
 恐怖を、絶望を、糧として
 己は、もっと強大な存在となるのだ

 警官の姿をしたそれは、パトロールのふりをして、夕暮れの街を彷徨う
 そして、獲物にふさわしい子供を、女性を捜す
 彼の獲物は、女子供と決まっているのだから

 しばし、彷徨い……彼は、格好の獲物を見つけた
 コアラの絵柄がついたお菓子の箱を持った、幼い少年
 以前、別の少年といる姿を見かけた事があり…その、もう一方の少年相手に、襲いかかった事がある
 あの時はまだ力も弱く、都市伝説契約者であったあの少年に負けてしまったが…
 幸い、説得するなどと言う甘ったるい方法を相手が取ってきたおかげで、彼は生き延びる事ができた

 本当、甘い
 こちらの嘘を、完全に信じ込んで
 たとえ、心を読む能力を持っていようが、彼には通用しないと言うのに
 彼は、「偽警官」
 その心までもが、偽物、偽り
 たとえ心を読み取ろうとも、彼の悪意に染まりきった真意を読み取るなど、不可能
 第一、都市伝説を説得により改心させようなど、なんて甘い考え方だろうか
 そんな事で都市伝説が改心するならば、誰も苦労なんてしない
 あの少年は、今までも、それなりの数の都市伝説を改心させてきたような事を言ってきていたが……彼は、その少年の言葉を信じていない

38偽警官は恐怖す  ◇nBXmJajMvU (転載): [] 2010/09/06 13:52:09.08 ID:ir0O8VjR0
 あの少年がそう思い込んでいるだけで、本当は説得なんてできていなかったのだ、と考えていた
 説得が成功して、都市伝説が改心したなど…………甘ったるい、幻想でしかない
 都市伝説契約者の癖に、あんな甘ったるい幻想にとらわれているなど、なんともおめでたい
 今度遭遇したならば、その甘ったるいゲロカス妄想を打ち砕いて、たっぷりじっくり絶望させて殺してやろう

 そんな事を考えながら…彼は、人のいい警官のふりをして、お菓子の箱を持った少年に近づいていく
 あの少年がこちらを覚えていなかったならば、いつも通りに襲うまで
 もし、覚えていたならば……改心したふりをして、油断したところを襲ってやろう

 ゆっくり、ゆっくりと
 偽警官は、少年に近づいていき


 …………くるり
 少年が、偽警官の気配に気づいたのか、振り返った


 その、表情は
 どこか、酷く大人びて、さめていて


「………僕を襲うつもりなら、やめておいたほうがいいよ?…………………将門様に祟られてもいいんだったら、まぁ、構わないけどね?」
「−−−−−−−−−−−−−っ!!??」


 少年の、言葉に
 偽警官は…ぞくりと、動きを止めた

 将門
 平将門

39偽警官は恐怖す  ◇nBXmJajMvU (転載): [] 2010/09/06 13:54:05.98 ID:ir0O8VjR0
 「首塚」のその恐るべき存在を、偽警官は知っている
 何せ、つい最近、その脅威の端に、かすかに触れてしまったのだから…!

「…………君が殺そうとした「みち子さん」は、「首塚」の保護下に入った……………あの時、すぐに引いたから一応、見逃してあげたけど…………………これ以上、弱い者を襲うようだったら……………「首塚」は、君に対して容赦、しない」

 幼い外見に似合わない、淡々とした物言い
 ただの少年にしか見えないそれに、偽警官は得体の知れない恐怖を感じた

 見透かされるはずなどない、己の本心を、完全に見透かされてしまっているような
 そんな、錯覚

「……は、はは、くっひゃっははははははははははははははははあははははははははははははははは!!!」

 その恐怖を、振り払うように
 偽警官は、狂ったように笑い続ける

「そうかぁ?……じゃあ、やってみろよぉ!!!この街で、俺のような都市伝説がどれだけいると思ってるんだ?あぁ?いかに「首塚」であろうとも、全てに手が回るわけねぇだろぉおお!!??
「首塚」に所属している奴や、保護下に入ってる奴さえ襲わなければ…………っそう簡単に、やられるかよぉおおおおおお!!!!」
「…………」

 偽警官の叫びにも、少年は能面のような表情を崩さない
 ……やがて、呆れたように、小さくため息をついてきた

「そう………じゃあ、勝手にすれば……?…………君みたいな小物………「首塚」が手を下さなくとも、いつか、誰かが始末してくれるだろうしね」

 くるり
 偽警官に背を向けて、歩き出す少年
 ……しかし
 突然、ぴたりと立ち止まり
 振り返って………きひひ、と笑った

40偽警官は恐怖す  ◇nBXmJajMvU (転載): [] 2010/09/06 13:55:11.75 ID:ir0O8VjR0
「………あぁ、駄目。やっぱり駄目。君は、「首塚」の誰かに殺されるよ…………容赦なく、慈悲もなく、惨めに無残に残酷に、たっぷりたっぷり苦しめられて殺されるだろうね………きっひひひひひひひひひひひひひひひひひひひひひひひひひ」

 不気味な、その笑い声に
 偽警官の恐怖が、警戒心が、ピークに達した


 関わるな
 こいつと、関わってはいけない
 自分は、まだ生きたいのだ
 生きて、もっともっともっともっともっとたくさん殺して、恐怖と絶望を味わっていきたいのだ……!!


 転がるように、逃げていった偽警官
 その後姿を見送り、少年……幸太は、つまらなそうに言い捨てる

「……無駄だよ……どうせ、もう長く、生きられやしない……………素直に、あのお兄ちゃんの説得を聞いていれば、生き延びられたかもしれないだろうけどね」

 恐怖の大王と契約している、あの少年の説得に応じなかった時点で
 偽警官の運命は、もはや固定されていた
 すでに、偽警官がそう遠くない未来に殺されるだろう事を確定済みで、幸太は呟く

「………後は…あのお兄ちゃんがどう動くか、かな…?」

 その一点にだけは、興味があるように
 きひひ、と幸太は笑って、夕暮れの町並みに消えていったのだった




to be … ?

41舞い降りた大王―歪んだ世界 ◇dj8.X64csA (代理): [] 2010/09/06 13:57:02.55 ID:ir0O8VjR0
―――ふと気がつくと、ボクは学校の廊下にいた。何故かは分からない。都市伝説の仕業?

あ、向こうから奈海ちゃんがやってきた。「おぉーい!」

奈海「・・・。」ぷいっ スタスタ

・・・え?あ、次は勇弥くんだ!「やぁ勇弥くん!」

勇弥「・・・。」スタスタ

・・・どういう事?これは・・・。

―――夢?―――

???「「そう、『夢』だ。だが、同時に『現実』でもある!」」

頭の中に変な声が響く。どこかで聞いたような声。
「キミは、誰?」

???「「オレはお前で、お前はオレだ。」」

「・・・意味が分からない。ボクはボクだよ。ボクはたった1人の存在。2人もいないよ。」

???「いいや。『お前』は1人じゃない!お前は無限に存在する!」

すると、自分の目の前にたくさんの線が走り、1人の人間を作り出す。その姿は・・・自分をもっと大きくしたような姿だった。
「どういう事?キミはもう1人のボクなの?」

???「ある意味そうさ。正確には『別の世界で生まれた』お前、だがな。」

42舞い降りた大王―歪んだ世界 ◇dj8.X64csA (代理): [] 2010/09/06 13:58:07.90 ID:ir0O8VjR0
「別の世界?・・・証拠でもあるの?」

???「あぁ、あるぜ。誕生日はお前より数年早いが、3月28日。姿もほぼ一緒だ。そしてなにより・・・。」

「決定的な証拠でも?」

剣裁「オレの名前は[西 剣裁(にしハヤタ)]だ。」

「なんだ、全く違うじゃん!」

剣裁「何を言う。[マサヨシ][セイギ]とは、『力で、人を守る』という意味だ。知らないのか?
   オレも、『剣という力で、人を守るために裁く』と書いて[剣裁]だ。」

「そんな・・・、でも!」

剣裁「[黄昏]は夕日の事だ。夕日が沈むのは西。オレも[西]だ。」

「ぅ、こじ付けだ!」

剣裁「こんだけ一致しててか?さっき見ただろ?お前の友達によく似た奴を。」

「ッ!?・・・まさかあれも?」

剣裁「うちの世界の、そいつらさ。よく似てるだろ。」

「・・・何しに来たのさ。」

剣裁「さっきも見たように、オレはお前とよく似た人間に囲まれ、よく似た人生を送っていた。」

「だから何?」

43舞い降りた大王―歪んだ世界 ◇dj8.X64csA (代理): [] 2010/09/06 13:59:06.94 ID:ir0O8VjR0
剣裁「黙って聞け。お前にも居ただろう。『お世話係』『幼稚園からの親友』・・・。
   オレは幸せだった、だがある日!オレは全てを失った。」

「・・・。」

剣裁「オレは孤独になって、苦しんだ。なのに何故?!お前は今も『友達』に囲まれているんだ?!」

「そ、そんなの知らないよ!八つ当たりだ!」

剣裁「オレには分かる。数年早く生まれたからでも、親が警察官じゃないからでもない!」
   ・・・『都市伝説』のせいさ・・・。

「・・・都市伝説に、襲われたの?」

剣裁「バカが!オレの世界に、『都市伝説はいない』!」

「じゃあ、なんで都市伝説のせいなの?都市伝説がいないのに?」

剣裁「『お前の世界には』いる、だろう?だからお前は幸せだったんだ!」

「そ、そんな訳無い!なにか別の理由だよ!」

剣裁「小学4年生の時!何があったか覚えているか?」

「え・・・、ッ!奈海ちゃんと、ケンカしたけど・・・。」

剣裁「オレも、そいつに該当する人物とケンカした。で?仲直りはできたか?」

「で、できたよ!当たり前」

44舞い降りた大王―歪んだ世界 ◇dj8.X64csA (代理): [] 2010/09/06 14:00:02.44 ID:ir0O8VjR0
剣裁「オレは『できなかった』。それが、オレとお前の違いさ。」

「・・・!」

剣裁「オレはそれ以来、人間不信さ!女なんて必要ない!本気で、クローン技術で女なしで子孫を残そうと考え、
   世界中の女を、いや、俺の嫌いな人間を全員コロそうと誓った。
   だが、保育所時代のせいもあってか、オレは本心では誰かと一緒にいたいとも願っていた。
   毎日が矛盾との戦いだ!何故周りから友が消えたのか、分からなかった。」

ボクはその時、顔を上げられなかった。自分のあんな顔、見たくなかった。
「・・・。」

剣裁「だがお前はどうだ!あのケンカは『【恐怖の大王】のおかげで』解決したんだ!
   もしいなかったら解決したか?!いいやしなかった、お前もオレと同じ孤独に陥った!」

「・・・でもそれは、大王が一緒にいてくれたから」

剣裁「『大王が一緒だったから』、ずっと『大王に頼ってきた』んだよなァ!?」

「ッ?!」

剣裁「『ずっと大王様と一緒だったから』、今まで幸せだったんじゃないのか?!
   誰も自分に抗う事もなく、友達にも囲まれ、今まで幸せに生きてきた!」

「ち、違う!大王のおかげなんかじゃ」

剣裁「否定できるのか?!無理だな、無意識にそうなっていたかもしれないぜ?」

「・・・なんでだよ?」

45舞い降りた大王―歪んだ世界 ◇dj8.X64csA (代理): [] 2010/09/06 14:02:57.97 ID:ir0O8VjR0
剣裁「大王は教室にも入ったことがある。その姿を、誰も見ていないと思っているのか?
   勇弥?奈海?その2人は見えていたな。だが、もし全員だったら?後に大男を引き連れた少年をどう思うかね?」

「う・・・。」

剣裁「大王がいれば、友達もできるし、都市伝説と戦ってヒーローごっこ。
   ずっと幸せ、すっと守ってもらえる、ずっとずっと『正義』を語っていられる!」

「・・・。」

剣裁「・・・もう何も言えないか、ならいい。」

不意に、足場が無くなった様な感覚に襲われる。下を見ると、暗い空間が、沼のようになっていた。
「ど、どういう事?!何をするの?!まさかボクと入れ替わる気じゃ」

剣裁「そんなあつかましい事はしない!ただ、お前とオレが1つになるだけだ。
   そうして[黄昏 正義]は消え、[西 剣裁]と共に同じ苦痛を味わってくれればいいんだ・・・!」

彼はボクの顔を、上から赤い目で見下ろす。
「・・・。」

剣裁「これでいいんだ、お前なんて、本当はいないんだ・・・!」

ボクはもうしゃべる事もできなかった。・・・もういいんだ。彼の言う通り、1つの人間になろう。それでいいんだ。

46舞い降りた大王―歪んだ世界 ◇dj8.X64csA (代理): [] 2010/09/06 14:05:04.62 ID:ir0O8VjR0
―――お前は今日から[セイギ]だ!そう呼ばせてもらう!―――

ごめんね勇弥くん。ボクは、『正義』じゃないんだ。

―――私はね、セイギくんの優しくて、純粋なところが好きなの!―――

ごめんね奈海ちゃん。ボクは優しくも、純粋でもないんだよ。

―――少年。あんなやつに、プレゼントを渡すのか?―――

ごめんね大王。ボク、『嘘』ついたんだ。


お兄ちゃんにプレゼントなんてあげる気なかったんだ




47舞い降りた大王―歪んだ世界 ◇dj8.X64csA (代理): [] 2010/09/06 14:08:04.03 ID:ir0O8VjR0
お兄ちゃんが【白ワニ】をコロした時から、ボクはお兄ちゃんを恨んできた。
でもボクは知っていた。もしこのまま恨み続けたら―――ボクはお兄ちゃんをコロしてしまうんだ。
だからボクは強引に『自分』をコロした。お兄ちゃんの前で無理をし続けた。・・・だからいいんだ、これで。

もうお兄ちゃんをコロそうとする自分と戦わなくていいんだ
もう誰とも戦わなくていいんだ
―――これで、ボクは『ボクを裁き、人を守る』事ができるんだ―――

もう口まで暗い沼に浸かろうとしていた時、無意識に伸ばしていたボクの腕を、誰かが掴む。
いや、分かっていた。[剣裁]がまた何かをするんだ。早く沈めてくれればいいのに・・・。

剣裁「お前・・・何故、ここに?」

・・・違う?じゃあ誰?目を開け、恐る恐る後を見ると、・・・ボクを今まで『守って』くれていた人がそこにいた。

大王「散歩だ。深い意味は無い。」
剣裁「ふざけるな!【恐怖の大王】、お前さえ、・・・お前さえ居なければァァア!」

剣裁が大王に向かって殴りかかろうとする。
しかし大王に届く前に、いつの間にか出ていた黒雲から、雷が落ち、剣裁に命中する。

剣裁「・・・ぁ・・・、ぉ、お前さえ、お前さえ、いなければ・・・!」
大王「いい加減にしろ。まるで少年が、俺のおかげで幸せになったかのように言いやがって・・・。」

今思えば、それがボクが見た、大王の最初の説教だった。

48舞い降りた大王―歪んだ世界 ◇dj8.X64csA (代理): [] 2010/09/06 14:11:05.68 ID:ir0O8VjR0
大王「少年は明るく、仲間思いで、時に勇気もあり、気に喰わんが、自分の『正義』を持っている。」
剣裁「・・・だからそれは」
大王「それが『なかったら』、俺は今ここにいない!そんな奴ごめんだ、消えてくれ。」
剣裁「ッ?!・・・。」
大王「少年は、お前が思うほど他人任せな奴じゃない!他人の幸せも考える、他人思いな人間だ。
   ・・・逆に自分の意見が強すぎて、聞き分けがない時もあるがな。」
剣裁「・・・ォレは・・・。」
大王「正直に言え。『友達ができない』のではなく、『また友達がいなくなるのが怖い』んだろ?だから人を信じれないんだ、違うか?」
剣裁「・・・違、・・・」
大王「いいや、お前は『甘えている』!誰かに、この状況を打破してもらおうと願っている!
   だが人は信じられない。だから、信じられる友がいつも傍にいる少年を妬む事しかしなかった!」

大王は、怒りのような感情を込めて説教を続けていた。

剣裁「オレは、どうすれば・・・?」
大王「そんなの自分で考えろ。ずっと正義を見ていたなら知っているはずだ。『どうすれば親友ができるか』・・・。」
剣裁「・・・。」

不意に、剣裁に線が走り、ゆっくり線がずれていくと、剣裁の姿が消え、周りも真っ白になった。

正義「・・・。」
大王「少年、帰るぞ。」
正義「え?どうやって?」
大王「これはもう、お前の夢だ。起きようと思ったらすぐに起きるさ―――」

―――目を開けると、いつもの天井、そして覗き込む2人の顔。

正義「勇弥くん!奈海ちゃん!」ガバッ!
勇弥「うおっ?!・・・大丈夫だったか?正義。」
奈海「わっ?!・・・もぅ、正義くん、暑苦しいよ。」

49舞い降りた大王―歪んだ世界 ◇dj8.X64csA (代理): [] 2010/09/06 14:14:16.94 ID:ir0O8VjR0
思わず、正義は2人を抱きしめていた。数分後、正義は『夢』の内容を少々かいつまんで話してみた。

正義「―――、ねぇ、これってただの夢だったのかな?」
勇弥「そうだ。と言いたいが、たぶんこれは都市伝説だ。」
奈海「コインちゃんが、都市伝説の反応を探知してたし、大王さんも見つけたみたいなの。」
正義「そう・・・じゃあ、あれはいったい?」

ふと、十文字さんがこの都市伝説の予想を語りだす。

楓「発言から、おそらく【平行世界】だと思うな。」
勇弥「なるほど!それなら辻褄が合う!」

【平行世界】とは、『パラレルワールド』ともいう理論の1つで、
ある世界(時空)から分岐し、それに並行して存在する別の世界(時空)を指す。
『この現実とは別に、もう1つの現実が存在する』というアイディアは、
『もしもこうだったらどうなっていたのか』という考察を作品の形にする上で都合がよく、
パラレルワールドはSFにおいてポピュラーなアイディアとなっている。
また、タイムトラベルを扱ったフィクションにおいて、タイムパラドックスの解決法としてパラレルワールドが用いられる場合がある。
ちなみに、『パラレルワールド』は実際に物理学の世界でも理論的な可能性が語られている。
例えば、量子力学の多世界解釈や、宇宙論の「ベビーユニバース」仮説などである。

十文字は勇弥に引けを取らないぐらい簡潔にこれを説明した。

楓「『夢の中でもう1人の自分と入れ替わる』というシチュエーションも確か使われていたはずだ。」
勇弥「【平行世界】は『シュレディンガーの猫』を説明するためにも使われているんだ。」
奈海「何?『シュレディンガーの猫』って。」
勇弥「『シュレディンガーの猫』とは、[シュレディンガー]が提唱した量子論に関する思考実験の名称で(略)。」
楓「つまり猫が『死んでいる』か『生きている』かが曖昧という(略)」
コイン「あぁぁ、もう!分かんないからいい!」

50舞い降りた大王―歪んだ世界 ◇dj8.X64csA (代理): [] 2010/09/06 14:17:04.24 ID:ir0O8VjR0
コインが2人の教授を止めたところで、正義がまた疑問を投げかける。

正義「・・・ねぇ。あの[剣裁]って人、本当に存在すると思う?」
勇弥「何を言っているんだ?都市伝説なんだから化けて出たなにかに決まってるだろ?」
コイン「でも都市伝説だったら、あれは実在する人物なんじゃない?『噂に従う』、それがルールなんだもん。」
勇弥「・・・そうだったな。」

大王「もし、実在する人物だとしたら、矛盾が生じるぞ。」
楓「大王様、どういう意味ですか?」
大王「あいつは『自分の世界に都市伝説はいない』と言っていた。もしそれが正しかったなら、【平行世界】の都市伝説は次元を超えて、
   『都市伝説はいない世界』にも自分の能力を干渉させた事になる。それはあちらの世界ではどう説明するんだ?」
奈海「・・・やっぱりただ単に、『他の世界の人間の姿に化ける』だけかもよ?」
大王「だとしたら、『本物の剣裁』は説教を受けていない事になるのか。無駄骨だったか・・・。」

大王が、寂しそうな顔をする。それに誰も気付かず、勇弥くんは話し出す。

勇弥「じゃあ、オレは帰るな。正義は疲れているだろうから、今日の勉強会、休みにしておくぞ。」
正義「うん、分かった。」
奈海「正義くん、またね!」 楓「黄昏、しっかり休め。」

そう言って、皆は外に出て行った。

正義「・・・大王。」
大王「なんだ?」
正義「・・・助けてくれて、ありがとう。」
大王「・・・夢の中の話だろう。」

少し微笑んでいる大王を見ながら、ボクはゆっくり目を閉じた―――

第6話「歪んだ世界」―完―

51人喰刀と蟲少女と愉快で奇怪な家族達 ◇JkwAtujAz6 (代理): [] 2010/09/06 14:20:16.61 ID:ir0O8VjR0
「ああっ、あんた、あの時の逃げた黒服っ!?」

今気が付いたかのように、実際に今の今まで気付いていなかったのだろうが…
b-No.005の姿に、驚き眼を丸くした後、慌てたように自らの都市伝説を呼び出し警戒心を顕にする少女。

「B-No.005……今更、私たちの前に現れて、一体何が目的です?」

その横に立つ嘗ての仲間、B-No.002が軽くボクシングポーズを取りながら問いかけてくる、少しでも怪しい素振りをすれば直ぐ様に攻撃を仕掛けてくるつもりなのだろう、殺気を含んだ視線が痛い。

「んー、別にスカイフィッシュのお姉ちゃんとフーちゃんには用は無いよ? ボク達が用があるのは十円玉のお兄ちゃんだけ、今、何処にいるか知ってるー?」

にこやかに返すB-No.005の言葉に、二人の間に剣呑な雰囲気が流れる。

「知ってたとしても誰があんた何かに教えるか!」
「そもそもB-No.005が彼に用? 何を……まさか、B-No.001の仇でもとろうとでも?」
「えー、別に今更そんな事しないよー、そもそもイッちゃん生きてるし」

今にも飛び掛ってきそうな二人、しかしそんな彼女たちの姿にも何処吹く風な風体でB-No.005が軽く返し……

「「……はぁっ!?」」

という、息のあった困惑の声が、夏の太陽の下にこだましたのだった。


「おにいっ……、いえ、B-No.001が生きているとはどういう事です!」
「えー、どういう事もなにもー」
「何っ、あいつが生きてるって! まさか、鮫島事件をまた起こす気なの!」
「えー、そんなつもりは全然ないよー」

52人喰刀と蟲少女と愉快で奇怪な家族達 ◇JkwAtujAz6 (代理): [] 2010/09/06 14:23:00.85 ID:ir0O8VjR0
場が混乱の坩堝に落ちていく、困惑極まった感の二人の姿に深くため息を着くと、その私の姿に反応してか
ギロリと音がしたような錯覚を受けるほどに剣呑なスカイフィッシュの契約者の視線が私に突き刺さった。

「ていうか、このガキは何なのよ?」
「何と言う今更感、出会い頭にドロップキックを喰らわせてきた輩の言葉とは思えませんね」
「うっさいっ! ていうか自業自得でしょうがっ!」

などという彼女の突っ込みは軽くスルーしつつ

「そう言えば、私も気になっていたのです、B-No.005、この少年は一体?」
「ボクのフィアンセの……あいたっ」

B-No.002に大嘘吹き込もうとしていたB-No.005の頭に軽く叩きながら、私は口を開いた。

「誰が誰のフィアンセですかまったく……さて、久しぶりですね二人共、私こそが今話題に上がっているイッちゃんことB-No.001です、改めてよろしく」

その言葉に、目の前の二人の視線が、私の身体の足の爪先から、頭のてっぺんまでを何度も何度も往復し……

「「……はぁっ!?」」

本日二度目の叫びがこだました。




53人喰刀と蟲少女と愉快で奇怪な家族達 ◇JkwAtujAz6 (代理): [] 2010/09/06 14:26:13.59 ID:ir0O8VjR0
その後、外で立ち話も何だと言うことで、部屋の中で詳しい話をすることになった。
もちろん提案したのは私である、間髪いれずに冷たい麦茶を所望したら、熱々の番茶が急須ごとこちらに飛んできて死ぬかと思ったは、まあ比較的どうでも良い話である。

――で、

「かくかくしかじか、まるまるうまうま、とまあそういう事でして……分かってくれましたか?」
「そんな説明で分かるかっ!」

素晴らしい反応速度で突っ込みを返してくるスカイフィッシュの契約者に、やれやれと肩を竦める。

「まったく、世界のお約束という物が理解出来ない人はこれだから……」
「喧嘩売ってんのあんたっ!? 喧嘩売ってんのねっ!? おー良いわよ買うわよガチよガチ、そのムカつくインテリ眼鏡ごとブッ潰してあげるわ!」
「お、落ち着いて、B-No.001も煽らないでください!」

取り敢えず、何故か収拾が付かなくなりそうなので真面目に説明をすることにする。
「首領」と出会い、生き返らせられたこと、一般の子供へと転生した為に既に我が身が「黒服」ではないこと、「首領」の思惑を知る為に、その行方を探していること、そして、その為に「彼」の力が必要だということを連々と……。

「なるほど、話はわかりました……が、残念ながら、彼の居場所をあなた達に教える事は出来ません」
「何故です? まだ私達のことを信用できないと?」
「あったりまえでしょうが! まあ、教えられない理由は、それだけじゃないんだけどね……」
「どういうことー?」

B-No.005の問いかけに、スカイフィッシュの契約者とB-No.002が顔を見合わせ溜息を付いた
その煤けたような二人の表情に、嫌な予感をひしひしと感じずには居られない私である。
かくして、その嫌な予感は、ほんの数秒後、彼女たちの口から紡がれる言葉によって的中する事になったのだった。

「つまり……私達も、今、彼が何処に居るのか分からないのです」
「今から一年ぐらい前にね、ご先祖ちゃんに拉致されて、あいつ行方不明になってんのよ……」

……どうしてこうなった。

54お引越し ◇DkTJZY1IGo (代理): [] 2010/09/06 14:29:04.85 ID:ir0O8VjR0

ハンニバルの引き起こした事件から暫くたったある日。
学校町にある、ある白い洋館……
「あーくだんね〜……これでやっと片付けがすんだなあ!」
エーテルは骨をコキリとならし、大きく伸びをしながら袋を放り出した。
芝生の生えた綺麗な庭には、何かの残骸が、ビニール袋に詰められている。
なぜかビニールや人の髪の毛を焼いたような異臭もする。
「人形の館……っていうだけあったね……」
マクスウェルは呆れ顔だ。
不動産業者の人が蒼い顔をして止めた方が良いと言っていたが
エーテルは聞かなかった。
それもそのはず、この洋館はある人形師が生前暮らしていた場所で
住んだ人が学校町の中でも三日と持たず引っ越すとか
肝試しに行った不良が帰ってこないとかそんなエピソードばかりなのだ。
渋る不動産業者に『アメリカでゴーストバスターやってましたのでご心配なく』
とエーテルは半ばひったくる様に権利書を奪取してきたのだ。
少なくとも嘘は言っていない。




55お引越し ◇DkTJZY1IGo (代理): [] 2010/09/06 14:39:14.44 ID:9EZdKblq0

「色々有ったなあ。
キューピー人形、三本足のリカちゃん、日本人形からビスクドール……
まあバリエーションは豊かだったよな」
「三本足のリカちゃんの……足を引っこ抜こうとするのはエーテルくらいだよ……」
「だってバランス悪いじゃん」
こともなげにそう言いながら、エーテルはスーツのポケットから
黒く変色したお守りや水晶、お札などをバラバラと取り出す。
調査課が保有している、対呪いの物品系都市伝説だ。
「まあ攻撃手段が割れてれば早々負けはしないって。
包丁もって襲い掛かる人形もいたけどハンニバルより速いなんて事はありえないし
一寸婆より当てにくいってことはないし」
「荒っぽい乱暴な男の子が人形遊びするように、バラバラにされてたね……
ゲラゲラ笑いながら日本人形をパンチパーマにするとか……」
マクスウェルはたしなめるようにそういった。



56お引越し ◇DkTJZY1IGo (代理): [] 2010/09/06 14:42:39.98 ID:9EZdKblq0
「だってさ、俺、最初は丁寧に、降伏を促したのに
人間で人形ごっこしようとするから、遊んでやったのさ。
役目が終わった人形は人形に、丁寧に遊んで【お炊き上げ】が道理だ」
レーザーでお炊き上げされることになるとは、流石の人形達も想像の埒外だっただろうが。
「人形達には気の毒だけど相手が悪すぎるよ……どっちがお化けかわからないなあ……」
「化け物を倒すのは何時だって人間かな?
たまには人形を止めた人形を、人間を止めた人間が倒すなんて事も有るだろうさ」
肩をすくめてエーテルはそういった。
「はあ……まあいいか調査課も今お金ないしね……格安でこの物件が買えたのはお得なのかな……」
「あ、不燃ごみって今日だったよね。マクスウェル出しといてー。
俺、組織の方に連絡してくるから」
「はーい」

こうしてエーテルたち組織調査課は、学校町に引っ越してくる事になった。

to be……




57はないちもんめ ◇YdAUTYI0AY (代理): [] 2010/09/06 14:45:34.57 ID:9EZdKblq0
「マズい・・・はぐれた」
一年生になったらと死人共にせがまれてプールに来たのは良いが・・・奴等と逸れた
問題を起こしてなければ良いんだが・・・
人気の無いプールの入り口で『死人部隊』の契約者は頭を抱えていた

ほぼ同時刻・・・プールサイド
新島愛美の前に、一年生になったらは居た

58はないちもんめ ◇YdAUTYI0AY (代理): [] 2010/09/06 14:48:13.22 ID:9EZdKblq0
「・・・友也」
いや
「久しぶりね、新島愛美」
「一年生になったら!!」
銃を抜き突きつける
周りに人は居ない・・・仕留めるなら今だ
「待ってくれない?
 私がここに来たのは宿主の言葉伝えに着ただけなんだからさ」
「・・・何?」
「大した子よね
 9割私に飲み込まれてるのに最後の一線は越えさせてくれないもんだから普段はマトモに喋る事も考える事も出来ない
 私が表に出る事が出来るのは宿主が許可を出した時か勢いで一時的に、が関の山だもの」
それはつまり・・・あの子の意識はまだある?
いや、それどころか・・・
「友也が・・・お前を押さえている?」
「私の好き勝手にはさせてくれないわね
 まぁ、食べる事に関してはあの子自身ノリ気だから止められる事は無いけど」




59はないちもんめ ◇YdAUTYI0AY (代理): [] 2010/09/06 14:50:37.98 ID:9EZdKblq0
「・・・内容は?」
「ん?」
「あの子が私に伝えたい言葉は?」
「あぁ・・・『気にして無いから気にするな』だってさ」
・・・え?
「待て!それはどういう・・・」
「ゴメン、ここまでだって・・・・・・」
そこまで言って一年生になったらは下を向き
「・・・飯ー」
次に顔を起こしたときにはそう言って走って行ってしまった

気にして無いから気にするな

それは・・・鐘声に押し付けた事を?
それとも私があの子を一度は殺そうとした事を?
「・・・・・・」

何処まで考えても、答えは出なかった


60はないちもんめ ◇YdAUTYI0AY (代理): [] 2010/09/06 14:52:17.21 ID:9EZdKblq0
その頃
「やべぇっ!?俺の腕が!腕が!」
「ハハハ腐りかけだもんなぁ・・・波で簡単に体の一部が流されていく〜」
「言ってる場合か!!お前頭流されてんぞ!!」
「やべぇ・・・やべぇよ・・・」
死人達はプールでとても口には出せない状態になっていた

続かない


61以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします: [] 2010/09/06 14:54:07.31 ID:9EZdKblq0
途中フリーズに見舞われながらも代理投下終了
後は、平日の人以内時間帯にいかにスレを保つかだけだ

62以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします: [] 2010/09/06 15:12:27.61 ID:9EZdKblq0


63以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします: [] 2010/09/06 15:31:38.60 ID:9EZdKblq0


64以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします: [] 2010/09/06 15:53:36.58 ID:9EZdKblq0


65以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします: [] 2010/09/06 16:18:19.39 ID:9EZdKblq0


66以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします: [] 2010/09/06 16:39:26.83 ID:9EZdKblq0


67以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします: [] 2010/09/06 16:59:18.79 ID:9EZdKblq0
せ               夕食すぎにもスレが残ってますように

68以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします: [] 2010/09/06 17:45:35.48 ID:t62SWsYa0
ho

69以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします: [sage] 2010/09/06 18:24:59.39 ID:t62SWsYa0


70以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします: [sage] 2010/09/06 19:15:02.04 ID:HXe12pY70
ほしー

71以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします: [] 2010/09/06 19:33:10.29 ID:I3oRvO0k0


72以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします: [] 2010/09/06 19:54:33.13 ID:I3oRvO0k0


73以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします: [] 2010/09/06 20:12:35.58 ID:I3oRvO0k0


74以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします: [] 2010/09/06 20:33:19.06 ID:I3oRvO0k0


75以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします: [sage] 2010/09/06 20:51:16.84 ID:HXe12pY70


76以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします: [] 2010/09/06 21:09:44.07 ID:I3oRvO0k0


77以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします: [] 2010/09/06 21:27:08.74 ID:I3oRvO0k0


78以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします: [sage] 2010/09/06 21:45:27.15 ID:HXe12pY70


79以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします: [] 2010/09/06 22:06:23.29 ID:I3oRvO0k0


80続・プールの中に魔が潜む  ◆nBXmJajMvU : [] 2010/09/06 22:23:07.00 ID:I3oRvO0k0
「ぅん……?……あ、あれは!?」

 はぐれていた妹達を探していた、口裂け3姉妹長女
 そんな彼女が見たものは…流れるプールでぷかぷか流される、水着
 ビキニの、胸を覆う部分
 はっきりと見覚えのあるそれは、間違いなく、先日、みんなで選んだ、次女の水着

「……あ!お、お姉さま!」
「おねーさまー!」

 そして
 その水着を追いかける、次女と三女
 胸元を隠しながら、三女の浮き輪を引きながら己の水着を追いかけている次女の姿に、長女は慌ててプールに入ると、二人に近づき、次女に自分が羽織っていたパーカーを着せてやる

「どうした、何があったんだ?」
「そ、それが、急に、水着がプールに流されて…」

 長女に、事情を説明する次女


 ……その時
 すぅ、と水の中で……また、何かが、動いて
 それは、長女に狙いを定めて…


「−−−−−−−っ!!」

 直後
 水の中で、何かが接近してきた事に、長女は気づいた


81続・プールの中に魔が潜む  ◆nBXmJajMvU : [] 2010/09/06 22:24:51.92 ID:I3oRvO0k0
「お姉さま?」
「おねーさまー?」

 慌てて、次女と三女を庇うように動く長女
 −−っすぅ、と
 何かが、自分のすぐ傍を通り過ぎていった、感触

 そして
 下腹部に感じた、冷たさ

「………ぇ」

 長女の、視線の先には
 次女の水着と一緒に流される、赤い布着れが、見えた

 それは、間違いなく
 彼女の下腹部を覆っていた、ビキニで

「ど、どどどどど、どうなっているんだ!?」
「え?あ、あれ、お姉さまの!?」
「な、流されちゃうの!」

 どんどん流されていく、二人の水着
 口裂け三姉妹は、慌ててその水着を追いかける
 しかし、水着は姉妹達から逃げるように、流され続けて


 水の中で、何かが楽しげに笑ったが
 その姿は、誰にも見えない
                               続くかもしれないし続かないかもしれない

82以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします: [] 2010/09/06 22:27:40.66 ID:I3oRvO0k0
ケモノツキの人に、熱した剣山に向かって紐なしバンジー焼き土下座orz
長女も剥かせていただいた
別のネタ投下しようかと思ってたんだが、なかなか書けなくてカっとなって書いた
どうせなら、次女とは違う部分を剥きたかった
大人しく三姉妹に口を裂かれてくる

83以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします: [] 2010/09/06 22:46:29.22 ID:I3oRvO0k0
うー

84以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします: [sage] 2010/09/06 22:49:49.39 ID:HXe12pY70
投下乙ですー
エロハプニングいいよエロハプニング

85以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします: [] 2010/09/06 23:06:41.59 ID:I3oRvO0k0
みんなももっとエロハプニングを起こせばいいと思うよ!!

86以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします: [] 2010/09/06 23:27:16.65 ID:I3oRvO0k0
うー

87以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします: [sage] 2010/09/06 23:48:48.20 ID:2dLEnUdl0
乙です
さて、野郎が剥かれるのはまだだろうか!!

88以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします: [] 2010/09/06 23:49:51.78 ID:I3oRvO0k0
おやすみー
明日もスレが残っていますように

>>87
翼を剥くのはもうちょい先なんだぜ
準備が整ってないんだぜ

89以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします: [sage] 2010/09/07 00:23:56.05 ID:M27nNCGXQ


90以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします: [sage] 2010/09/07 01:00:19.05 ID:eGkHrcq70


91以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします: [sage] 2010/09/07 01:45:22.30 ID:eGkHrcq70


92以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします: [sage] 2010/09/07 02:36:37.17 ID:eGkHrcq70


93以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします: [] 2010/09/07 03:15:35.24 ID:nKiuAvNb0
ほしゅー

94以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします: [sage] 2010/09/07 07:05:27.00 ID:M27nNCGXQ
ほし

95以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします: [] 2010/09/07 08:02:54.19 ID:OhqGAEqvQ
おはようほ

96以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします: [] 2010/09/07 10:00:48.08 ID:mJhMrCseP


97以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします: [] 2010/09/07 11:00:49.79 ID:sBn0aj+X0
おはほ

98以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします: [] 2010/09/07 11:33:00.46 ID:sBn0aj+X0


99以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします: [] 2010/09/07 12:53:01.46 ID:RTPIK1770


100以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします: [] 2010/09/07 13:11:35.99 ID:RTPIK1770


101以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします: [] 2010/09/07 13:29:16.02 ID:RTPIK1770


102以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします: [] 2010/09/07 13:50:52.91 ID:RTPIK1770


103泳ぎの才能 ◇W5H6Y5Rl3M (代理): [] 2010/09/07 14:10:18.55 ID:RTPIK1770
さぷさぷと水を掻き分けて泳ぐフリルのついたピンクのワンピース水着姿の少女、メイ
ボリューム感たっぷりな金色お下げを水面に揺らし、覚えたばかりの泳ぎを一生懸命に実行する
「水への慣れは早かったでありますが、なかなか難儀な相手でありました」
ネイビーブルーのタンキニという地味な水着で、うーむと唸るコンスタンツェ
「ですけどお姉、アレで良いんですか泳ぎ方」
同じ水着でありながらパステルのチェック柄という、全く印象の違う水着を着込み首を傾げるデリア
器用に立ち泳ぎをしながら、子供一人を泳げるまで鍛え上げた二人の軍人だが、その表情はかなり微妙である
「普通の泳ぎ方を教えたはずなのでありますが……どこでどうなったのやら小官にも理解不能であります」
「今は水で楽しむのが優先ってところでしょうかね」
水の流れに揺られながら犬かきで水と戯れるメイの姿を一先ず置いといて
「問題はあっちでありますな」
「まあ生後一年未満ですから」
「はははは、はなっ、はなさないでっ、しずっ、流れっ、立てななななな」
流れるプールの水に翻弄され、有羽の身体にひしと抱きついている、真っ赤なビキニ水着の沙々耶の姿
艶っぽさに交えて凛々しさも滲ませたドクター似の外見も、パニック状態で涙目では見る影も無い
「あっちは水に慣れるところからでありますな」
「そうしないとバイトさんに引っ付きっぱなしですからねー、あの子が」
ニヤニヤしながら、ぐいぐいと肘で姉を小突くデリア
「小官らの体格であの子にしがみつかれたら、プールの藻屑でありますよ」
少し拗ねたように視線を逸らすコンスタンツェ
「二人掛かりなら大丈夫でしょう? 私はメイちゃんの方を見てますから、お姉はバイトさんを手伝ってあげて下さい。あんな調子じゃ動けないで一日が終わっちゃいます」
「お、お邪魔な気がするでありますよ? バイトさんも泳ぎは上手みたいですし」
「そんなの知ったこっちゃありません。私は今日という夏の日をエンジョイするために、既に泳げるようになったメイちゃんの方を担当させていただきます♪」
言うが早いかざぷんと水に潜ったデリアは、すいすいとその場を離れていってしまった
「む、むー……仕方ないであります。引き受けた任務を放棄するわけにもいかないでありますし、沙々耶ちゃんにもちゃんと泳ぎを教えなくては」
自分にそう言い聞かせながら、それでも遠慮がちに
グラマラスなボディにもみくちゃにされ、周囲の男からもげろもげろという念を送られまくっている渦中へと、すいすいと泳いで行った
その結果として、一部ストライクゾーンの年齢が低めの男達からももげろの念が送られる事となったのだが、当人達は知る由も無かったとか

104以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします: [] 2010/09/07 14:28:56.56 ID:RTPIK1770


105以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします: [] 2010/09/07 14:47:00.36 ID:RTPIK1770


106以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします: [] 2010/09/07 15:09:12.99 ID:RTPIK1770


107以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします: [] 2010/09/07 15:28:18.15 ID:RTPIK1770


108以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします: [] 2010/09/07 15:44:56.11 ID:RTPIK1770


109以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします: [] 2010/09/07 16:02:13.02 ID:X5vUmIAE0


110以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします: [] 2010/09/07 16:21:48.22 ID:X5vUmIAE0


111以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします: [] 2010/09/07 16:43:45.90 ID:X5vUmIAE0


112以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします: [] 2010/09/07 17:04:48.29 ID:X5vUmIAE0


113以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします: [] 2010/09/07 17:23:46.85 ID:X5vUmIAE0


114以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします: [sage] 2010/09/07 18:38:54.42 ID:2R/IoePp0
保守ばっか

115以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします: [] 2010/09/07 19:15:23.01 ID:uuFEt58X0
ネタ構想中ほ

116以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします: [] 2010/09/07 19:34:19.08 ID:uuFEt58X0
にゅ

117以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします: [] 2010/09/07 19:52:44.66 ID:uuFEt58X0
みゅ

118以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします: [] 2010/09/07 20:12:58.27 ID:uuFEt58X0
にょ

119以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします: [sage] 2010/09/07 20:20:40.22 ID:azHCYMY30


120以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします: [] 2010/09/07 20:40:43.06 ID:uuFEt58X0


121プールでの出来事その6  ◆nBXmJajMvU : [] 2010/09/07 20:56:37.49 ID:uuFEt58X0
「あぁ、望、ここにいましたか……駄目ですよ、突然、水面を走り去って…」
「え、あ、だ、大樹さん……さ、探していてくれてたの?」
「当たり前ですよ」

 望を探しに来たのだろう
 心配そうにやってきた大樹の様子に、望がほんのりと頬を赤くした
 ……その様子に、翼はどこか、感慨深いものを感じた
 恐らく、詩織から、大樹が望に告白した、と言う話を聞いたせいだろう
 望が、大樹を好いていた事を…そうして、想いを告げられずに悶々としていた事を、知っているから
 望の想いが成就した事を、翼は素直に祝福する
 血の繋がりこそないが……翼は、望の事を、本当の妹のように思っているから

 だからこそ、望には、幸せになってほしいと思う
 彼女が、辛い経験をしてきた事を知っているからこそ………なおさらだ

「…兄ちゃん、あの人って?」
「ん?あぁ、俺の家族だよ」

 望が、大樹相手に赤くなっている様子が気になったのか
 こっそり、尋ねてきた裂邪にそう答える翼

 そう、家族
 大樹も望も、翼にとって、血の繋がりこそないが、大切な家族なのだ

「家族?あっちのロリっ子も?」
「ロリっ子って言い方するか、おい………あぁ、望も、妹みたいなもんだよ」

 望からすれば、むしろ翼が弟のようなもの(精神年齢的に)かもしれないが
 翼から見れば、そのような認識である


122プールでの出来事その6  ◆nBXmJajMvU : [] 2010/09/07 20:58:21.77 ID:uuFEt58X0
 …長らく、家族という存在に飢えていた翼にとって
 本当の両親と和解した後でも…大樹達は、大切な家族のままだ

「……な、お前は、兄弟とか、いるか?」
「へ?………あ、一応、弟が一人」

 そう、答えた瞬間
 一瞬、裂邪が、複雑そうな表情をして…その表情から、その弟と、あまり仲が良くないらしい事を感じ取り、翼は小さく苦笑した
 裂邪の言葉から、彼がその弟を苦手としているであろう雰囲気が、ありありと感じられた

「そうか……大事にしろよ?家族ってのは、かけがえのない、大切なもんだからな」
「……かけがえのない、か」
「あぁ、そうさ………家族が欲しくても、手に入れる事ができない奴らだって、いるんだし………失ってしまう時は、本当に、一瞬だから」

 どんなに求めても、焦がれても家族を手に入れる事ができない者が、いる
 大切な存在を、一瞬で奪われてしまった者達がいる
 以前の望や、つい最近までの恵や辰也の境遇を
 鐘声や「一年生になったら」の境遇を……そして、「首塚」で保護されている者達の境遇を知っているからこそ
 余計に、翼はそう考える
 家族がいる、と言う事は………とても、幸せな事なのだ

「うー、家族は大事ー」
「幸太?」

 ぺと、と
 幸太が、翼の背中にくっついてきた
 うーうー、続ける

「うー、ステーキのおにーちゃんも、僕の家族ー!「首塚」の家族ー!うーうー!」
「はは、そうだな…幸太も、「首塚」での、俺の家族だよ」

123プールでの出来事その6  ◆nBXmJajMvU : [] 2010/09/07 20:59:54.64 ID:uuFEt58X0
「うー!」

 幸太の言葉に答えてやれば、幸太は嬉しそうに笑ってくる
 …そうだ
 自分達も、「首塚」と言う名の下、集まっている家族だ
 少なくとも、翼はそう考えている
 以前、将門にその考えを告げたら、肯定してくれた事もある
 …幸太も同じ考えを抱いてくれていた事を、翼は正直に嬉しく思った


 …と
 プールサイドで、しばしそんな話をしていると

「ねー、翼、喉乾いたからさ、飲み物、買ってきてもらっていい?」
「ちゅっちゅー」

 ざぱり
 プールで、ビート板につかまって漂流者のようにぷかぷかしていた詩織が、翼にそう言ってきた
 詩織の頭の上で、ノロイもちゅーちゅー鳴いている

「飲み物か?まぁ、いいけど…」
「あ、私も欲しい」
「私もー」

 望と友美も、便乗するように言ってきた
 大樹が、小さく苦笑する

「私も行きますよ。望は、何が飲みたいですか?」
「え?…あ、私は、その」


124プールでの出来事その6  ◆nBXmJajMvU : [] 2010/09/07 21:02:00.77 ID:uuFEt58X0
 大樹に尋ねられ、赤くなっている望
 …幸せそうだな、と、しみじみすると同時に、少し、羨ましい

「幸太、あなたも、何か飲む?買ってくるわよ」
「うー!ジュース飲むー!」
「あなた達二人も何か飲むかしら?ご馳走するわよ」
「え、でも…」
「幸太とお友達になってくれたから、そのお礼」

 くすくす笑って、虎吉が裂邪とミナワに尋ねている
 …せっかくだし、三人で買ってこようか

「それじゃあ、ちょっと行ってくるな」
「ここで待っていてくださいね?あまり、遠くに行ってはいけませんよ」
「滝夜叉、みんなを見ていてね?」
「うむ、任せろ」

 大人三人、一度、この場を離れて
 子供達の分の、飲み物を買ってくる事にした

 …離れている間に
 何が起きてしまうのか、予想だにも、せず


「さ〜て、待ってる間、どうしようか」
「ビーチボールでもやらない?ほら、この辺りは足つくくらい浅いから、望や詩織も大丈夫よ」
「うー!ビーチボールやるー!!」
「ちゅちゅー!」

 そして

125プールでの出来事その6  ◆nBXmJajMvU : [] 2010/09/07 21:03:35.15 ID:uuFEt58X0

 待っている間、子供達はビーチボールで遊ぶ事になって
 流れるプールの、望達でも足がつく浅い位置に入っていく



 −−−−−−−すぅ、と
 水の中で蠢く何かに、気づく事、なく










to be … ?

126以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします: [] 2010/09/07 21:05:25.65 ID:uuFEt58X0
シャドーマンの人とはないちもんめの人に焼き土下座orz
今回、翼が言った事が、裂邪に一番伝えたかった事だったとかひみちゅ


え?どうして大人を一斉にこの場から外させたって?
やだなぁ、エロハプニングイベントに向かってに決まって(このレスはお買い上げされた後ウェルダンに焼かれて影に飲み込まれました)

127以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします: [sage] 2010/09/07 21:11:04.58 ID:azHCYMY30
投下乙ですー

よし、これで下準備は万端だ!
さぁさぁ誰から狙われる?

ちなみにその場にいるのって、裂邪、ミナワ、望、詩織、幸太、ノロイでいいのかな?

128以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします: [] 2010/09/07 21:11:37.45 ID:uuFEt58X0
>>127
>ちなみにその場にいるのって、裂邪、ミナワ、望、詩織、幸太、ノロイでいいのかな?
えーと、それに滝夜叉が加わります

129以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします: [] 2010/09/07 21:12:22.95 ID:uuFEt58X0
おっと
そこに、さらに友美が加わりますよっと

130以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします: [] 2010/09/07 21:30:49.68 ID:uuFEt58X0


131以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします: [sage] 2010/09/07 21:37:05.53 ID:azHCYMY30
>>128-129
おっと、その二人を失念していた
これで剥かれる対象が7人に増えたわけか…
胸が膨らむぜー!

132以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします: [] 2010/09/07 21:48:16.74 ID:uuFEt58X0
>>131
ちなみに、予定されている台詞

「そうよね、バリアは有限だもの。慎重に使わなきゃね」

なお、台詞は予定なく変更される可能性があります

133以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします: [] 2010/09/07 22:09:55.21 ID:uuFEt58X0
うー

134以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします: [sage] 2010/09/07 22:24:12.71 ID:azHCYMY30
らー

135以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします: [sage] 2010/09/07 22:41:00.52 ID:azHCYMY30
めー

136以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします: [] 2010/09/07 22:59:36.62 ID:uuFEt58X0
しー

137以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします: [] 2010/09/07 23:13:41.48 ID:uuFEt58X0
やー                                    明日もスレが残っていますように

138以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします: [sage] 2010/09/07 23:29:48.56 ID:azHCYMY30
代理投下開始するぜー

139以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします: [sage] 2010/09/07 23:31:05.98 ID:eGkHrcq70
支援しようではないか!

140以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします: [sage] 2010/09/07 23:37:40.14 ID:eGkHrcq70
プールでは脱がせタイムがきましたか
いいぞいいぞもっとやれwww


141夢幻泡影 † 夏だプールだスク水だ7  ◇7aVqGFchwM(転載): [sage] 2010/09/07 23:42:43.31 ID:azHCYMY30
暫くして、また別な兄ちゃん(兄ちゃん多いな)がやってきた。
聞くにどうやら大樹というらしいが・・・って、あれ?さっき聞いた名だな?
望ちゃんを探しにきたらしいが、目当ての彼女は顔を赤らめてるし、ひょっとして・・・

(裂邪>・・・兄ちゃん、あの人って?
(翼>ん?あぁ、俺の家族だよ
(裂邪>家族?あっちのロリっ子も?
(翼>ロリっ子って言い方するか、おい………あぁ、望も、妹みたいなもんだよ

意外な返答が・・・ん、ノロイの時も同じ答えだったな。
「みたいなもん」ってことは、本当の家族じゃないのか?
俺は家族皆揃ってる生活に慣れてるから、どういう気持ちか理解できるものではないが、苦労したんだろうな
それに、血の繋がりとは違う強い繋がりっぽいものを感じる・・・

(翼>……な、お前は、兄弟とか、いるか?
(裂邪>へ?………あ、一応、弟が一人

この間の白ワニの件があったとはいえ、俺は正義に許されたとは思ってない
あの日突然俺に対する呼び方が「お兄ちゃん」じゃなくなったのは驚いたが
けど、俺は・・・・・・

(翼>そうか……大事にしろよ?家族ってのは、かけがえのない、大切なもんだからな
(裂邪>……かけがえのない、か
(翼>あぁ、そうさ………家族が欲しくても、手に入れる事ができない奴らだって、いるんだし……
   …失ってしまう時は、本当に、一瞬だから

家族を、失う・・・前に夢の中で考えた事あったな・・・
皆いなくなったらどうなるんだろう、俺・・・

142夢幻泡影 † 夏だプールだスク水だ7  ◇7aVqGFchwM(転載): [sage] 2010/09/07 23:44:36.02 ID:azHCYMY30
(ミナワ>[・・・ご主人様?]
(裂邪>[ん、あ、すまん、何だ?]
(ミナワ>[いえ、暗い顔をなさっておられましたから・・・]
(裂邪>[あぁ・・・なに、下らん考え事さ。]
(詩織>ねー、翼、喉乾いたからさ、飲み物、買ってきてもらっていい?
(ノロイ>ちゅっちゅー
(翼>飲み物か?まぁ、いいけど…

そういえば俺も喉が渇いた。 目の前に水はあるけど塩素がきついっつか飲めないし。
喉の渇きを潤すだけならミナワとあっついやつやればいいけど流石に人前だt

(ミナワ>[何を仰ってるんですか!?///]
(裂邪>[ジョークだ; お前も飲み物欲しいか?買ってくるけど。]
(ミナワ>[そんな、ご主人様のお手を煩わせる訳には・・・]
(幸太パパ>あなた達二人も何か飲むかしら?ご馳走するわよ
(ミナワ>え、でも・・・
(幸太パパ>幸太とお友達になってくれたから、そのお礼

なんて太っぱr待てこれはいくら根が男性だとしても女性に対して言うもんじゃない。
なんて心優しいお姉様なんだ幸太のパパさん。
これも幸太のお陰。あの時将門さんが散歩してなさった事に感謝しないとな。
そして翼の兄ちゃんと大樹の兄ちゃんと幸太のパパさんはジュースを買いにこの場を離れ、
残ったロリっ子達はプールの浅い所でビーチボールで遊びだした。
・・・ウヒヒヒヒ・・・この状況、俺の周りはロリだらけじゃないか。
あぁ神よ、私に真夏の暑さを吹っ飛ばす為の私服の時をご用意してくださったのですね・・・ありがたやありがたや。

(ミナワ>[どうかなさいましたか?]
(裂邪>[さ〜て俺達も遊んでくるか〜、ぁルンルン♪]

143夢幻泡影 † 夏だプールだスク水だ7  ◇7aVqGFchwM(転載): [sage] 2010/09/07 23:45:23.31 ID:azHCYMY30




一方その頃黄昏宅で待機中のリムとウィルは・・・

(ウィル>『火霊術-紅』発動!『ヴォルカニック・デビル』をリリースして3000ポイントのダメージでい!
(リム>また・・・負けた・・・バクorz もう1回やるバクゥ!
(ウィル>え・・・これで30戦目でやすぜ?
(リム>その内16回もオイラが負けてるバク! 納得いかないバク!
    せめて同じくらいになったら許してやるバク!
(ウィル>・・・が、がってんでい・・・

ずっと遊戯王をやっていたらしい。 しかし手の無いウィルがどうやってカードゲームをやるのk

(ウィル>触れちゃいけやせん。

   ...END

144以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします: [sage] 2010/09/07 23:45:28.57 ID:eGkHrcq70
 

145以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします: [sage] 2010/09/07 23:48:32.07 ID:azHCYMY30
以上で代理終了、支援感謝ですー!
代理すると言って10分以上放置したのは怠慢と言わざるを得ない…

そういえば裂邪にとって、この状況はハーレムかwwww
よし、裂邪もげろ
てか剥かれろ

146以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします: [sage] 2010/09/07 23:49:46.00 ID:eGkHrcq70
支援がまったくいらなかったwwww

乙です
さて、男の第一犠牲者は裂邪か(あれ)……ガンバレ!!

147以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします: [sage] 2010/09/07 23:53:16.86 ID:azHCYMY30
いやぁ、「自分は一人じゃない」ってのは大分救われますよ
…早く規制解けないかなぁ

148以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします: [sage] 2010/09/07 23:58:19.54 ID:eGkHrcq70
政治が大わらわな時期はきびしいでしょうね

149以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします: [] 2010/09/08 00:18:36.03 ID:lf0gvG7K0
規制解除の期待はしばらくできないか・・・
夜が明けてもスレが残ってますようにと祈りつつ寝る

150以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします: [sage] 2010/09/08 00:40:13.47 ID:VOtz9LE80


151以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします: [sage] 2010/09/08 01:14:57.02 ID:VOtz9LE80


152以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします: [sage] 2010/09/08 01:42:23.19 ID:VOtz9LE80


153以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします: [] 2010/09/08 02:15:10.11 ID:77AaWk+W0


154以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします: [sage] 2010/09/08 03:31:03.82 ID:eDZNEaPbQ


155以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします: [sage] 2010/09/08 06:32:39.67 ID:eDZNEaPbQ


156以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします: [] 2010/09/08 07:58:25.48 ID:MzNf8XpdP


157以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします: [] 2010/09/08 09:34:35.76 ID:MzNf8XpdP


158以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします: [] 2010/09/08 09:56:06.19 ID:67C4XdrT0
代理投下乙でした!!
規制なんてもげればいい

>さて、男の第一犠牲者は裂邪か(あれ)……ガンバレ!!
さて、どうしようかwwwwwwwwwwwww
っつか、幸太って選択肢はないのかwwwwwwwwwwwwwww

159以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします: [] 2010/09/08 10:40:07.82 ID:EeJeq4fV0


160以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします: [] 2010/09/08 11:58:22.03 ID:MzNf8XpdP


161以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします: [] 2010/09/08 13:11:22.30 ID:77AaWk+W0


162以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします: [] 2010/09/08 13:31:15.61 ID:5Jpl6t5q0


163以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします: [] 2010/09/08 13:54:43.94 ID:5Jpl6t5q0


164以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします: [] 2010/09/08 14:15:08.94 ID:5Jpl6t5q0


165以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします: [] 2010/09/08 14:35:54.43 ID:5Jpl6t5q0


166以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします: [] 2010/09/08 14:58:26.23 ID:5Jpl6t5q0


167以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします: [] 2010/09/08 15:18:18.07 ID:5Jpl6t5q0


168以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします: [] 2010/09/08 15:39:27.81 ID:5Jpl6t5q0


169以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします: [] 2010/09/08 16:08:14.86 ID:5Jpl6t5q0


170以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします: [] 2010/09/08 16:29:20.99 ID:5Jpl6t5q0


171以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします: [] 2010/09/08 16:47:27.54 ID:5Jpl6t5q0


172以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします: [] 2010/09/08 17:05:13.21 ID:5Jpl6t5q0


173以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします: [] 2010/09/08 17:46:37.40 ID:7WnXXEunQ


174以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします: [] 2010/09/08 18:11:10.65 ID:v2BdPE6z0


175以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします: [] 2010/09/08 18:45:53.02 ID:wHjh77IN0


176以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします: [] 2010/09/08 19:17:47.52 ID:v2BdPE6z0


177以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします: [] 2010/09/08 19:25:10.97 ID:v2BdPE6z0


178以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします: [sage] 2010/09/08 19:25:16.56 ID:VOtz9LE80


179ソニータイマー(代理): [sage] 2010/09/08 19:26:06.70 ID:VOtz9LE80
「ヘンゼルとグレーテル」
チョコレートを齧りながら歩く青年が居る。ええと…こいつは…その…誰だっけ?
香々緒「香々緒だよ! 明治香々緒! まったく、最近出番が少ないからって忘れるなんてあんまりだよ!」
「落ち着いて下さい、契約者さん」
「そうよ、影が薄いからって気にすることはないわ! 気にしてたって誰も気づかないものw」
香々緒「う…グレーテル辛辣だよ…」
彼らは『ヘンゼルとグレーテル』。香々緒が新しく契約した都市伝説である
香々緒「別に僕空気キャラじゃなかったのに…」
「お兄ぃー誰と話してんのー?」
彼女は明治 胡々亜(めいじ ここあ)。香々緒の妹である
香々緒「ああ、ちょっと『ヘンゼルとグレーテル』と…」
胡々亜「ふーん…。お兄また契約したんだー」

180ソニータイマー(代理): [sage] 2010/09/08 19:27:30.36 ID:VOtz9LE80
香々緒「この前ちょっと森でね。胡々亜はどうなの?」
胡々亜「あたしは別になにも無かったわー」
ちなみに胡々亜は『きのこたけのこ戦争』の契約者である。
きのこの山、たけのこの里をはじめとするあらゆるチョコレート菓子を擬人化、兵器化出来る
香々緒「じゃあ、僕はそろそろ行くよ」
胡々亜「え?」
香々緒「え、なんか問題あるの?」
胡々亜「別に良いけどー、今大雨よ?土砂災害警報も出てるしー」
香々緒「それは向こうの世界の話でしょ!? 作者の住んでる地域がばれそうになる発言やめようよ!」
ちなみに●殿○です
香々緒「自分でばらしたよこの人! しかも特定しすぎでしょ!? せめて静岡にしとこうよ!」

227 名前:ソニータイマー[sage] 投稿日:2010/09/08(水) 15:13:39
胡々亜「お兄、今更突っ込みキャラ確立しようとしても駄目よー? とにかく今は雨なのー」
香々緒「まあ、良いや。グレーテルの魔法で何とかならないの?」
グレーテル「無理よ。まだ練習中だからそんな強力な魔法は使えないわ」
ヘンゼル「僕は魔法なんて使えませんから、何もできませんよ」
香々緒「そうか…はぁ、また僕の出番が減るのか…」
胡々亜「今回出れただけでも良いじゃない。私や夢見ちゃんは設定だけでしばらく登場しないかも知れないのよー?」
胡々亜がフォローかどうかわからないことを言う

その頃…
真久良「僕は!?」
夢見「お兄ちゃん、誰に言ってるの?」
真久良「いや、何故か言わなきゃいけない気がして…」

181ソニータイマー(代理): [sage] 2010/09/08 19:28:32.09 ID:VOtz9LE80

香々緒「確かに…この話登場人物多いし…」
胡々亜「そうよー。下手したらこの回の次にもう新キャラが出るかも知れないしー」
グレーテル「後先考えなさ過ぎよね!」

229 名前:ソニータイマー[sage] 投稿日:2010/09/08(水) 15:20:31
ヘンゼル「全くです。しかも情景描写が少なすぎですし」
え、何? 今回そういう感じなの?
香々緒「しかもさ、↑こんな風に作者が会話に入ってくるのもどうかと思うよね…」
胡々亜「うんうん」
何これ、このままじゃただの愚痴回になるんだけど
グレーテル「しかもキャラ案があるのにまだ登場してないのも居るらしいわ」
ヘンゼル「作者の文才の無さが垣間見えますね」
ああ、もう、このままじゃ埒があかない!
こうなったら奥の手…
この4人の愚痴はまだしばらく終わらないのであった!

続く!


182以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします: [sage] 2010/09/08 19:29:41.87 ID:VOtz9LE80
ソニータイマーの人乙でしたー
代理投下妙な失敗をしてます、すみません

183以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします: [sage] 2010/09/08 19:44:12.32 ID:wHjh77IN0
代理乙ですー
童話関係は現代解釈が蔓延してるせいで、いろいろと裏があるからなぁ
知れば知るほど面白いぜー

184人喰刀と蟲少女と愉快で奇怪な家族達 ◆N3viR/I6iJ65 : [sage] 2010/09/08 19:52:29.23 ID:v2BdPE6z0
あれから、失意を胸に家に帰ると、私は何もする気が起きず自室へと直行するとベッドの上に倒れこんだ。
B-No.005はというと、最初は心配そうに近くでウロチョロしていたが、私が苦笑しながら頭を撫でてやると、ヘラリと相貌をだらしなく崩した後

「イッちゃんが元気が出るように今日の夕ごはんはボクが作ってあげるねー」

などと、とち狂った事を宣言し、私の静止も聞かず、キッチンへと突撃していった。
一抹どころか億抹くらい不安になったが、まあ母も居ることだし大丈夫だろう、多分、きっと、そうだったらいいな……。

まあ、その事は、脇に置いておくとして、本当は置いておきたくはないが……それはそれとして今後のことである。

当てにしていた「彼」の助力、それの説得に漕ぎ着けるどころか、「彼」と会うことすら出来ない現状ではどうすることも出来ない。

B-No.002曰く、「彼」は一年ほど前に姿を消した……
そう、それも、あの日、丁度、我々が戦い敗れた、すぐ後の事であったらしい。
我々が「首領」と出会った頃、「彼」の「ご先祖様」である山本五郎左衛門も、また何かを感じ取ったのだろう。

「はっ、このぷれっしゃーは……やつかっ!」

などと、よく分からない事を言いながら、何処からともなく取り出した黒い触手で「彼」と彼が手に持っていた「籠釣瓶」を羽交い締めにすると、何処へともなく飛んで行ったのだという。
五郎左衛門が言う「やつ」が「首領」の事を言っているのか、それとも別の人物を指しているのかはわからないが……。
私の蘇生が終わり「首領」が姿を消した後、「彼」もまたその姿を消したのは紛れもない事実のようである。
事実、B-No.002やスカイフィッシュの契約者は、この一年近くを「彼」の捜索に費やしていたようだが、一向にその姿が見つかる気配がないという。

185人喰刀と蟲少女と愉快で奇怪な家族達 ◆N3viR/I6iJ65 : [sage] 2010/09/08 19:55:15.31 ID:v2BdPE6z0
「どうしたものか……」

盛大に溜息を吐きながら独り言を呟く。
現状、出来ることは少ない、「首領」を探し出すために当てにしていた「山本五郎左衛門」が居ない今、情報が圧倒的に足りないのである。
大した当てもなくスカイフィッシュの契約者やB-No.002と共に「彼」を探して回るか、それとも危険を承知で「組織」を頼るか、もしくは他組織に接触してみるか……。

ベッドの上に仰向けになり瞑目したまま思考を張り巡らせるも一向に良い案は思い浮かばない。
あぁ、まったく、考えることは嫌いでは無いが、こう暗中模索が続くと気も滅入ってくる。
いっそ、このまま全てを忘れて平穏な暮らしに従事するか?
良いではないか、「組織」も既にこちらへ干渉してくる気配はないのだし。
都市伝説の大量発生? そんなもの私が気に掛ける事ではない、どこぞの物語の主人公にでも任せておけばいいのだ。
全てを忘れ、一介の子供として暮らし、成長し、家族を作り、死んでいく。
B-No.005も私が言えば首肯してくれるだろう、ああそうだ、折角なので彼女にも何とか一般の身分を用意して一緒の学校を通うのも良いかもしれない、きっと騒々しくも楽しい学校生活となるだろう……。

そんな埒も無い事を思いながら、今日何度目になるのかわからない溜息を吐く。
そんな事は私には出来ないのだ、きっと……。
「首領」も言っていた「私にはしてもらうことがある」と、彼が言うのだ間違いないだろう、いつか避けることの出来ない「何か」が私の身に起きる。
平和で平穏で平坦な日常、そういったものへと私が逃げたとしても……。

結局のところ、出来ることからやるしか無いのだと、堂々巡りの末に辿りつき、枕元に投げ置かれて居る、嘗ての私が所有していた「組織」の情報端末を手に取った。

次の瞬間、それを見計らっていたかのように、突如、情報端末から着信音に設定していた「笑点のテーマ」が部屋全体に鳴り響く。

「む、着信者は……なん、だと?」

そのディスプレイに映り出された名前に、私は、停滞していた状況が動きだしたのを確信しするのだった。

186以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします: [sage] 2010/09/08 19:59:10.91 ID:VOtz9LE80
支援

187以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします: [] 2010/09/08 20:00:21.34 ID:xbLuJXsb0
ギザ10の人乙〜!でいいかな?
ご先祖様、プレッシャーがカタカナwwwwwwww将門様のようd(ご先祖たまに祟られました

さて、いい加減イっちゃんにA-No.0からどっきりテレフォンなネタを固めなければ
そして、もうちょいで投下しゅりゅー

188プールでの光景 平和な方  ◆nBXmJajMvU : [] 2010/09/08 20:03:43.23 ID:xbLuJXsb0
 昼過ぎ、南区のウォーター・アミューズメントパークで遊んでいたTさん達
 そこに

「あら、貴方達も来てたの」

 と、声がかかった
 ん?と舞が顔をあげると、そこにいたのは「赤い靴」と、その契約者、赤坂 美樹だ
 Tさん達とは奇妙な縁があり、昨年の秋祭りやマッドガッサーの騒動で関わっている
 顔をあわせるのは、マッドガッサーの騒動の時以来か

 美樹は、ブランド物と思われる水着をまとっているが、赤い靴はいつも通りの服装だ
 契約者や都市伝説以外には、姿が見えない状態になっているのだろう
 水着を纏っていない彼が、周囲から不思議そうに見られている様子はない

「よぉ、赤い靴の嬢ちゃんにおっさん、久しぶり!」
「ひさしぶりなのー」

 ざぱり
 プールから顔を出し、美樹達に挨拶する舞とリカちゃん
 一般客に気づかれないよう、小声でのリカちゃんの挨拶に

「あぁ、久しぶりだ!!その可愛らしいロリボイスが聞けて大変幸せだっ!!??」

 どげしっ!!
 ざぶんっ!!!

 ……赤い靴が、美樹によってプールに蹴り落とされて、盛大に水飛沫を上げた
 真っ赤な靴を履いている状態でもなく、能力も発動していなかったようだが…まぁ、不意を撃てば、後ろから突き落とすくらいはできるだろう

「変態発言はやめなさい、このど変態」

189プールでの光景 平和な方  ◆nBXmJajMvU : [] 2010/09/08 20:05:31.20 ID:xbLuJXsb0
「うん、もっと罵ってくれ……ただ、一応俺の姿は一般人に見えない状態だから、言葉以外での罵りは程ほどに」

 ざぷん
 思い切り突き落とされたのだが、わりと平気らしい
 相変わらず丈夫な様子で、赤い靴はさっさとプールからあがってくる
 ……確かに、一般人には見えない状態であのように派手に突き落とされては、まるで何もないのに水飛沫があがったようにしか見えず、不自然だろう

「相変わらずだな〜」
「まぁ、このような主従関係も、ない訳ではないだろうが」

 どこまでも相変わらずな赤い靴達の様子に、苦笑するTさん達
 舞は、すいすいとプールサイドに近づくと、赤い靴を蔑んだ目で見ている美樹に声をかける

「な、赤い靴の嬢ちゃん。せっかくだから、あっちのウォータースライダー、一緒に行かね?」
「は?」
「いっしょのほうがたのしいの」

 舞とリカちゃんに誘われ、仕方ないわね、と手をひかれていく美樹
 その後姿を見送りながら、赤い靴は異空間にでもしまっておいていたのか、どこからかタオルを取り出して自分を拭いている
 そして、しみじみと呟いた

「ふむ、ロリはやはり元気で無邪気なものが一番だな」
「まぁ、子供は元気が一番と言う事は否定せんが」

 どこまでも(ある意味で)まっすぐな赤い靴の発言に、苦笑するTさん
 どこまでも、歪む様子はない

 …しばし、己の契約者とリカちゃんの後姿を見ていた赤い靴だったが
 やがて、ぽつりと口を開く


190プールでの光景 平和な方  ◆nBXmJajMvU : [] 2010/09/08 20:07:33.90 ID:xbLuJXsb0
「……ザン・ザウィアーと会ったらしいな?」
「………うん?」

 どこか、真面目な様子の、赤い靴の言葉に
 先日のハンニバルの騒動の時、顔をあわせた、白髪に銀の瞳の青年を思い出すTさん
 …確かに、彼は「ザン・ザウィアー」と名乗っていた

「知り合い、か?」
「……できれば、知り合いたくなかった部類に入る相手だが……恩人の親友なものでな」

 ほんの少し、遠い目をする赤い靴
 が、軽く頭を振ると、続けてくる

「何か、あの男、迷惑をかけなかっただろうか?」
「ふむ…?」
「いや、あの男、自分勝手と言うか空気を読まないというか、まぁ、他人のことはあまり考慮しないからな」

 この物言いから察するに、彼相手には苦労しているのだろうか
 あまり気苦労をかけるのも悪いと思いつつ、嘘を突くのもどうかと思い

「まぁ、対して迷惑はかけられてはいない……ただ、生首などという、舞にとって少々、心臓に悪い光景は見せられてしまったがな」

 と、そう正直に答えておいた
 実際のところ、それはザンのせいというよりは首を切り飛ばしたハンニバルのせいだが

「……そうかそうか。ロリにとってもそれは良くない光景だな。後で殴っておく」

 うん、と
 Tさんからの返答に頷きつつ、拳を握り締めている赤い靴
 迷いなく殴るという選択肢を選んでいる辺りに、彼とあのザンという不死身の青年との関係性を、何となく感じ取る

191プールでの光景 平和な方  ◆nBXmJajMvU : [] 2010/09/08 20:11:46.23 ID:xbLuJXsb0
 ……一応、生首状態に関してはザンのせいだけではない事と、彼のおかげで助かった事もあるのだという事実を伝えるべきか
 Tさんが、軽く悩んでいると

「Tさーーーーん!!」

 聞こえてきた、舞の声
 ざぱーーーん!と言う、着水音と共に、ウォータースライダーを流れてきた舞達が、Tさん達の目の前に着水する

「…あら、あの人形、流されてるわよ」
「きゃー」
「おぉっと!?リカちゃーーーん!?」

 舞の頭につかまっていたリカちゃんが、着水の衝撃に耐えられなかったのか、うっかり流されたりもしているが
 まぁ、平和な光景である
 どうやら、舞は美樹と一緒に、ウォータースライダーを流れてきたようだ
 …多分、美樹が身長制限か何かで引っかかって、「お姉さんと一緒ならいいですよ」とか係員に言われたのだろう
 その光景が、容易に想像できる

「…平和だな」
「あぁ」

 リカちゃんと美樹の様子に和んでいる様子の赤い靴に
 何とかリカちゃんを回収している舞の様子に和みながら

「平和が一番だ」

 と
 Tさんは、今の平和を噛み締めるように、そう答えたのだった
 
fin

192以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします: [] 2010/09/08 20:14:11.63 ID:xbLuJXsb0
Tさんの人に焼き土下座orz
ハンニバル戦で舞とリカちゃんに生首見せた落とし前をしたかっただけでした

193以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします: [sage] 2010/09/08 20:21:15.69 ID:VOtz9LE80
お二方おつでした

イッちゃんズに何かの転機が訪れましたか
ご先祖様と遁走した彼がどうなったのかが非常に気になるところですが彼はまだ登場しなさそうだw

赤い靴達がいつも通りだなww
ああ、平和が一番だ……
そしてTさんのフォローが無いからザンはきっと殴られるんだろうなww

194以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします: [sage] 2010/09/08 20:32:49.51 ID:wHjh77IN0
お二方投下乙ですー

ご先祖様かわいいwwww
その言動にあの容姿で触手か…素晴らしいな

ジブリルは相変わらず変態だなwwww
裂邪たちのハーレムに乱入しないことを祈るぜ

195以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします: [sage] 2010/09/08 20:39:04.59 ID:v2BdPE6z0
花子さんとかの人乙でしたー
赤い靴自重しろww
しかし平和な姿のロリは良いですねー
でも平和過ぎると揺り返しの騒動が怖くなるのは自分だけか…


ところで、実は着信者が誰かまだ決定していなかったり…
案1.「首領」
案2.「B-No.0」
案3.「ギザ十」
案4.「禿」
さて、どれにしようかなー(最後マテ

196以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします: [] 2010/09/08 20:44:15.99 ID:xbLuJXsb0
>>193
>そしてTさんのフォローが無いからザンはきっと殴られるんだろうなww
この後、改めてTさんがフォローしない限りは殴られたと思いますwwwwwww
まぁ、いつもの事だしwwwwwwww

ザン「死なないけど痛いのには変わりないんだぞ!?」
ジブリル「なぁに、そのうち癖に…………なられたら困るな。わりと真剣に」
 すでにマゾのこいつが言ってもアレですな

>>194
>裂邪たちのハーレムに乱入しないことを祈るぜ
っふ…あいつのストライクゾーンは10歳以下だ

>>195
>でも平和過ぎると揺り返しの騒動が怖くなるのは自分だけか…
つまり、赤い靴(ジブリル)で欝ネタ書けばいいんですねわかります
いや、ネタがない訳じゃないしその気になれば(やめ

197以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします: [] 2010/09/08 20:46:09.53 ID:xbLuJXsb0
おっと、途中送信

>案4.「禿」
待てwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwww

198以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします: [sage] 2010/09/08 20:47:31.05 ID:VOtz9LE80
ではギザ十で(そして女同士の争いを!)

199以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします: [sage] 2010/09/08 20:49:59.05 ID:wHjh77IN0
>>195
>ところで、実は着信者が誰かまだ決定していなかったり…
分岐だとッ!?
ギザ十契約者だったら面白そうだが、彼から電話がかかる理由がわからんぜ…

>>196
>っふ…あいつのストライクゾーンは10歳以下だ
ジブリルが本物の変態でよかった!
よかっ…た……のか?

200以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします: [] 2010/09/08 21:17:32.61 ID:xbLuJXsb0
>>199
>ジブリルが本物の変態でよかった!
輪君に対する態度を見るに、ショタは10歳以下じゃなくてもいいようですが(待て

201以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします: [] 2010/09/08 21:36:39.14 ID:xbLuJXsb0
うー

202以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします: [] 2010/09/08 21:41:39.32 ID:bFq+PmI10
みなさん乙ですー

203以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします: [] 2010/09/08 22:07:08.88 ID:xbLuJXsb0
にゅ

204以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします: [] 2010/09/08 22:27:20.82 ID:Dj3G5fZq0
にゅー

205以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします: [sage] 2010/09/08 22:44:28.64 ID:VOtz9LE80


206以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします: [] 2010/09/08 23:05:11.44 ID:Dj3G5fZq0


207以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします: [sage] 2010/09/08 23:11:33.15 ID:wHjh77IN0


208以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします: [sage] 2010/09/08 23:28:18.16 ID:wHjh77IN0


209以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします: [] 2010/09/08 23:38:09.67 ID:Dj3G5fZq0
よ                          明日もスレが残っていますように

210以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします: [sage] 2010/09/08 23:56:23.75 ID:wHjh77IN0


211以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします: [] 2010/09/09 00:17:57.08 ID:wSMzkkZ4Q


212以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします: [] 2010/09/09 00:59:19.62 ID:q1ibdc+N0


213以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします: [] 2010/09/09 02:06:10.79 ID:q1ibdc+N0


214以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします: [] 2010/09/09 03:24:48.16 ID:q1ibdc+N0


215以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします: [sage] 2010/09/09 04:36:23.78 ID:vNGTKstD0


216以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします: [sage] 2010/09/09 07:38:26.83 ID:de/gvEJ3Q


217以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします: [] 2010/09/09 10:30:24.09 ID:K4XRcztnP


218以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします: [] 2010/09/09 10:54:40.88 ID:fVuqyy2o0


219以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします: [] 2010/09/09 12:29:49.36 ID:wSMzkkZ4Q


220以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします: [] 2010/09/09 13:01:52.21 ID:iFL9reP+0


221以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします: [] 2010/09/09 13:26:52.31 ID:iFL9reP+0


222以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします: [] 2010/09/09 13:48:48.42 ID:iFL9reP+0


223以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします: [] 2010/09/09 14:10:23.48 ID:iFL9reP+0


224以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします: [] 2010/09/09 14:38:04.03 ID:iFL9reP+0


225以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします: [] 2010/09/09 14:53:32.68 ID:K4XRcztnP


226以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします: [] 2010/09/09 15:16:41.00 ID:iFL9reP+0


227以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします: [] 2010/09/09 15:37:11.08 ID:iFL9reP+0


228これは、『夢の国』侵攻事件の年に起こった事件です (代理): [] 2010/09/09 15:42:05.07 ID:iFL9reP+0

  ・
  ・
秋祭り 2日目

日没前後
・「首なしライダー」および「バールの少女」、
 「首なしライダー」の契約者である朝野、「パワーストーンの占い師」を回収。
 「アニキ」の助力により学校町北区に設置された「パワーストーンの占い師」のテントより脱出。


・(午後8時30分)『夢の国』侵攻事件、【元凶】が【首謀者】らによって破壊される。
 後、"学校町"内に設置されたスピーカーから【国落ち】の旨が放送される。
 曰く、「悪夢の国は落ちた。各々方始末を着けなさいますよう」。
・(上記『夢の国』侵攻事件決着の前後)
 『鮫島事件』、【暗部】の壊滅と共に収束。

・(時刻不明)「首なしライダー」一行、
 「首なしライダー」の自宅であるアパートへ到着。

深夜
・(時刻不明)「首なしライダー」、「アニキ」に強姦される。

・(午前02時50分頃)西野楓子と、『組織』の「黒服」であるI-No.110が
 「首なしライダー」のアパート前に到着。   ← new!

秋祭り 3日目
  ・
  ・
  ・

229バールの少女 07 (代理): [] 2010/09/09 15:44:57.78 ID:iFL9reP+0

学校町 ???? 深夜(02:50頃)

学校町をあちこち走り回っていた気がする。そして――
二人はある住宅の前に来ていた。

「おばあちゃん、本当に其処でいいの?」
『ええ、キューさんはカエデが今居る場所だと言ってるよ。マンションになってるでしょう?』
「う、うん」

Tシャツにジーンズ姿、黒髪の腰近くまである少女は、携帯越しの相手と会話しており、
その少女の横には、黒服の男が立っていた。口をあんぐりと開いて前方の建物を見上げている。

「何号室か分からない?」
『そこまで『視る』のは、ちょっと無理そうだよ。キューさん赤くなって湯気噴いてるわ。
 カエデ、アイさんに捜させなさいな』
「おばあちゃん、ちょっと待っててね」

一度電話先の相手に断りを入れ、少女は黒服の方を見た。

230バールの少女 07 (代理): [] 2010/09/09 15:46:22.40 ID:iFL9reP+0
「アイさん、どうしよう。この中に、コズカが、いる。いるんだけど」
「参りましたね」

アイ、と呼ばれた黒服は、両の手で帽子ごと頭をパンと押さえる。

「キューさんもそろそろ熱を出してきたみたいなんです。でも、コズカが此処に居る事は確かみたい」
「楓子さん、キューさん、『キューピッド』さんは、何と伝えてきたんでしたっけ?」
「ええと、コズカが学校町に居て、眠っている状態で、それで――」

彼女が一瞬言い淀むと、
「まだ性的な交渉をおこなっていない、でしたね?」
黒服が言を引き継ぐ。少女はぐっと頷いた。

「此処へ早川さんが連れ込まれたのなら、後は捜し出せばいいだけの話なんですが、問題は」
黒服は其処で言葉を区切る。

「此処がマンションだって事です。どの部屋なのか、肝心のそこが分からないっていう……」

231バールの少女 07 (代理): [] 2010/09/09 15:51:18.48 ID:iFL9reP+0
「何とかして調べられないんですか?」
少女――西野楓子は、困惑と焦燥が胸の内をぐるぐる回っているのを感じていた。
「そうですねえ」
弱り切った黒服の表情から窺うに、彼も有効な手立てを持っていないらしい。

『カエデ、カエデ!』
不意に携帯から祖母の声が響く。
「あっもしもし、おばあちゃん、どう?」
『キューさん、悲鳴あげて倒れちゃったわ。これ以上詳しく調べるのは無理よ』

やっちゃったか。
祖母と契約関係にあるキューさん――『キューピッド様』は、感知や探査を得意とする〈お呪い〉である。
対象を大まかに絞り込む分には問題ないのだが、
ピンポイントでの捜索には不向きで、無理をさせれば気絶してしまうのだ。

『アイさんには何か方法があるみたいなの?』
「え、えーと」
祖母の言葉に、楓子はチラと黒服の方を横目を向ける。

「"ヴァイオレット"さんは東区で『夢の国』勢力を抑え込んでるし……
 ヒトヨさん……には、連絡が取れない……THE・元上司……は、パス……
 Hさんは即却下……Y先輩……も、触らぬ神に祟り無し、でパス……
 『過激派』への助力は……『特秘S号』で立てこんでる、からダメ……
 待てよ、いっその事、一室一室乗りこんで確認する方が早いような」
何やら怪しげな事をブツブツ呟いている。

「一室一室捜し回るとか言い始めてるんだけど」
『そうなの? ちょっと電話替わってくれる?』
楓子は携帯を渡そうと、
「ちょ、ちょっと! アイさん、何やってるんですか!?」

232バールの少女 07 (代理): [] 2010/09/09 15:54:19.73 ID:iFL9reP+0
黒服の方を向くと、いつの間にか手拭いを頭に被り、鼻先で両端を結えている。
素晴らしいほどに典型的な泥棒の格好だ。
「え、いやあ、一室一室ドサ回りって言ったら、やっぱりコレかなあ、と」

軽い眩暈がした。
突っ込むべきか、突っ込むべきなのか?
この人はこの状況でふざけているだろうか、それとも素なのか?
何やらやるせない怒りまで込み上げてくる。
彼女は無言で携帯を突き出した。

「え、あ、はい? 私にですか?」
慌てた様に楓子から携帯を受け取る。
「お電話替わりました、アイです。――ええ、その方が、はい?
 ――は、はぁッ!? いや、ちょっとその、ええ?
 でも、あ、確か――巴さん、イケますよ、ええ! 名案が!
 要は相手の動きを止めればいいワケですよね! 大丈夫です、ええ。
 お電話替わりますね!」
祖母と話している黒服の様子が、急変した。
何やら嫌な予感がする。

「おばあちゃん、私。アイさんに何言ったの?」
『大丈夫よ、カエデ。アイさんに秘策があるそうよ』
声色からして祖母は笑顔を浮かべているのだろう。
何故だろう、全然大丈夫には思えない。
『じゃあ切るわね。早川さんはウチに泊めてあげましょうか。
 何かあったら電話頂戴な』
「え、ちょっとおばあ――」
一方的に切られてしまった。

233バールの少女 07 (代理): [] 2010/09/09 15:55:35.63 ID:iFL9reP+0
「私に任せてください楓子さん!」
と、そこへいきなり人差し指をピンと立てて話し始める黒服。
緑地に白のぐるぐる模様の手ぬぐいが何とも微妙な雰囲気を醸している。

「『辺境』に無能力化ガスのストックが幾つか残ってるんですよ!
 それを散布すれば確実に相手の動きを止められるんです!
 空調の経路を活用すれば短時間で完了します!
 その隙に一室一室ドサ回りして早川さんを捜し出した方が速いと思うんですよ!」

細かい事は分からない、が。
何処となく、しかし、確実に大丈夫どころではない単語が飛び出ている。

「ちょ、ちょっと待って下さい! 無能力化ガスって、ソレ――」
「大丈夫ですよ、確かに関係ない人を多く巻き込むかもしれませんが、
 ほんの1週間ほど無気力状態になる程度ですから!」
「タチ悪過ぎじゃないですかソレ!!」
「相手が『能力者』かもしれないんです! 事態は一刻を争うんですよ!
 私ひとっ走りしてガスボンベ取ってきますんで、楓子さんは一寸待ってて下さい!」
「他にもっといい方法があるかもしれないじゃないですか!
 ソレだと幾らなんでも実力行使過ぎますよ!!」
ギャアギャアと黒服と楓子との言い合いが始まろうとした、その時。

「オウ、誰かと思えばインソさんじゃア、あぁりませんかァ!!」

楓子の前方、黒服の背後からやたら大きな声が響いてきた。
瞬間、黒服が固まった。それだけでない、目までヒン剥いている。

234バールの少女 07 (代理): [] 2010/09/09 15:56:23.98 ID:iFL9reP+0
一拍遅れて、ぎこちない動きで首を後ろへと捻る黒服。
同時に、黒い影がヌッと二人を覆った。
マンションからの光で人物が影となって見えない。
ただ、かなりの体格の持ち主のようだ。

「だ、だ、誰かと思えば、貴方は確か、『マ神』さんの」
「覚えていれくれて、光栄でぇす!」
「アイさん、知り合いなん――ヒィッ」

楓子は言い掛けて、人物の姿を見とめ、悲鳴をあげて両手で顔を覆った。
何故なら、マンションの方から出て来たその巨漢は、一糸纏わぬ大男、否、大漢だったからだ。

「あ、ア、アイさん、この人!」
「ブッ、ちょ、ちょっと! せめて前隠して下さい!後ろに女の子が居るのが見えないんですか!」
「アッオゥ、これは失礼、ガール。どうかワタシの不礼を赦して欲しい」
「アニキさん、まさか、町中に溢れ返っていたあの大男たちは……」
「左様、我らは兄貴により招来された者……。そう、この町を守るために!!」
「そうだったんですか……! 『マ神』さん、帰って来てくれたんですね。
 修行の旅に出た事はY先輩から聞いていたんですが、良かった……本当に良かった」

楓子は、チラと指の隙間から黒服の様子を窺った。何やら感極まった様子で涙ぐんでいる。

「アイ、さん、あの、この人、知り合いなんですか?」
楓子は、顔を手で覆ったまま、黒服に尋ねた。
「え? あ、え? いやあ、知り合いというか、同僚の眷族という形になるんでしょうか。
 この方は、以前、修錬のお付き合いをさせて頂いた事があるんです」
「は、はあ……」

何と言えば良いのか分からない。
どうやら、黒服の職場は全裸の人が居る。この事だけは確かなようだ。

235バールの少女 07 (代理): [] 2010/09/09 15:57:28.11 ID:iFL9reP+0
「オウ、インソさん、尻・愛、御突合いと言えば、ワタシとアナタは未満なカンケイ。
 今宵、このようにして再会できたのでぇす。ディス・イズ・デスティニーッッ!!」
「チョッ! 何言い出してるんですか!!」
「さあ、恐れてはいけません。己を解放するのでぇす!」
「まっ待って下さいよ! 私にそういう性的嗜好は皆無ですよ!
 第一、貴方、賢者モード的な雰囲気を醸してるじゃないですか!」
「オウ、ワタシを見て分かるのでぇすか? ワタシが、今しがたプレヂャアした事を?」
「そんな事はどうでもいいです! 貴方、此処で何やってたんですか!?」

「ワタシ、でぇすか? 実は助力を依頼されまして、
 北区の祭り会場から、丁度このマンションへ人を運んでいたのでぇす」
「北区? あの激戦となっていた箇所ですか?」
「左様、日没直前の時分、あの場の攻防は凄まじい物がありました。
 其処で、バールを持った少女と、首なしライダーに出会いまして、加勢を頼まれたのでぇす」




236バールの少女 07 (代理): [] 2010/09/09 16:00:48.35 ID:iFL9reP+0
楓子は、両手の隙間から、一度、全裸の人に視線を向けて、黒服の方を見た。
黒服は、手拭いでほっかむりをしたまま、いつの間にか真剣な表情になっていた。
先程から半ば会話の追いてけぼりを食っていたが、何となく黒服が緊張しているのが分かる。

「アニキさん、その、バールを持った女の子って、どんな子でした?」
「オウ、と言うと?」
「つまり、その――そうですね、格好とか」
「フゥゥゥム、学校町では見ない制服を着ていましたね」
「その女の子の名前、とか」
「……確か……コヅカ、と呼ばれていたような」

思わず息を飲む。
いつの間にか手を顔から離していた。
黒服はコチラに顔を向け小さく頷いた。

「アニキさん、貴方が運んだ方々の、部屋番号、ご存知ですね」

〈続〉


237バールの少女 07 (代理): [] 2010/09/09 16:05:26.08 ID:iFL9reP+0
西野楓子
 辺湖市新町在住。高校一年。
 夏休み明けに、クラスメイトの早川小塚に『キューピッド様』による「めーちゃん」の幽霊の捜索を依頼された少女。
 楓子は、『夢の国』の侵攻を事前に知っていた為、事情を知らない小塚に対し、秋祭り期間中は学校町へ行かない様に
 忠告した。しかし、「めーちゃん」こと田倉巡を救うヒントが学校町にあるとの『キューピッド様』の言葉を信じ、
 小塚は秋祭りの学校町へと赴いてしまう。所用で、辺湖市を離れていたが、帰ってくるのとほぼ同時間に
 小塚の秋祭り入りが発覚。彼女を連れ出すべく、家を飛び出した。
 (詳細は後に書く事になります)

黒服 I
 『組織』所属。自称、「したっぱのしたっぱ」。
 秋祭り期間中、『夢の国』による犠牲者を出さぬ様に同僚と共に奔走していたが、
 西野楓子の祖母、巴に呼び出され、楓子の護衛を命じられる。
 因みに、黒服 I と西野家は『組織』絡みの関係ではなく、ただの知り合いである。

西野巴
 辺湖市新町在住。
 西野楓子の祖母。


238プールでの出来事 その7くらい?  ◆nBXmJajMvU : [] 2010/09/09 16:25:49.61 ID:iFL9reP+0
 さて
 ドクターによって、水着(女物)を着せられそうになっていた犬メイド、バスカル

 しかし
 ここに、救世主が駆けつけた!!!

「乙女、無事か!?」
「……げ、ヘンリー!?」

 聞こえてきた声に、あからさまに嫌そうな顔をするバスカル
 そう、この声はまさに…歩く国際問題、「教会」お抱えのユニコーン契約者、ヘンリーのもの
 何故、あの男がここに!?

 嫌そうな顔をしているバスカルに対し
 ドクターは、酷く冷静な様子で

「…と、言うか、更衣室の外で何をしているのかね?」

 ……と
 更衣室の外から声をかけてきていたヘンリーに、そう返す
 更衣室及び近辺にに他に客がいなかったからいいものを、色々と変質者一歩手前の状態である、ヘンリーは

「いや、乙女の危機を感じて駆けつけてはみたんだが。女子更衣室に男が入っちゃ駄目だろう」
「無駄に紳士っ!?っつか、俺を助けてくれるっつー意思があるんだったら、扉蹴破ってでも入って来い!?」
「いやいや、扉壊すとか施設の人に迷惑だし……ってか、二人とも、今の格好は?」
「僕もこのメイド君も、ほぼ全裸だが」
「駄目だ、余計に入る訳にはっ!!」
「捨てろぉおおお!!!捨てちまえっ!!そんな紳士魂(ジェントルマンソウル)っ!!!」

 他に誰もいないのをいい事に、盛大にコント状態である

239プールでの出来事 その7くらい?  ◆nBXmJajMvU : [] 2010/09/09 16:26:32.99 ID:iFL9reP+0
 …ヘンリーのこの性格、地なのか、それとも彼の親代わりであったシスター・ドリスの影響なのか
 処女厨である事以外、微妙に紳士でまともだから困る
 いっそ、それ以外も突き抜けた変態ならば、もっと扱いやすいのだが

「……ん?ところで、何でお前、こんなところに来てるんだ」

 と
 ふと、冷静になって、ヘンリーに尋ねるバスカル
 ヘンリーの性格やら普段の行動を考えると、こういうアミューズメントパークに姿を現すとは思えないのだが……?

「あぁ、ボスの仕事の手伝い。ここの施設、最近妙な事が起きているらしいから。都市伝説絡みかもしれないんで、調べに」
「……………は??」

 ヘンリーの、その返答に
 ぽかんとするバスカルと、やや厳しい表情をするドクター

「妙な事?一体、どんな事かね?」
「あぁ、死人怪我人が出たとか、そう言うのじゃないんだ。ただ………」

 ドクターの問いかけに、ヘンリーが答えようとした、その時


 バスカルが、呂布を探す為に施設内に張り巡らせていた、「耳」が
 複数の悲鳴を、聞きつけたのだった



to be … ?

240以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします: [] 2010/09/09 16:29:34.58 ID:iFL9reP+0
三面鏡の人に焼き土下座orz
遅くなりましたが、ドクターに連れて行かれた犬メイドの元にヘンリーが駆けつけました
女子更衣室に入られては、何もできないんだけどね!!
入る前だったら、犬メイドを奪って走り去るとかできたんだけど

241以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします: [] 2010/09/09 16:52:07.48 ID:iFL9reP+0


242以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします: [] 2010/09/09 17:07:34.80 ID:iFL9reP+0
夜もスレが残っていますように

243以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします: [] 2010/09/09 18:46:22.32 ID:wSMzkkZ4Q
投下乙ですー

244以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします: [] 2010/09/09 19:25:58.69 ID:ZkDmoSC20
ごちそうさまほ

245以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします: [] 2010/09/09 19:48:46.56 ID:ZkDmoSC20
うー

246以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします: [sage] 2010/09/09 20:02:43.57 ID:de/gvEJ3Q
創作意欲が……
これがスランプか

247以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします: [sage] 2010/09/09 20:17:22.29 ID:iK0mCHrZ0
>>246
同じくそういう時があったけど、あえて「絶対に書かない」と心に決めて生活してみたぜー
しばらくの間「書かなきゃ」ってプレッシャーから離れてみたら、
5日目くらいに急に創作意欲がむらむらと沸いてきて、すらすら書けたよ

気分転換も大事だぜー

248以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします: [] 2010/09/09 20:22:38.97 ID:ZkDmoSC20
>>246
そう言うときは、気分転換が一番だぜ

…って、言おうと思ったら>>247に先を越された件

249以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします: [] 2010/09/09 20:43:10.75 ID:ZkDmoSC20


250以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします: [] 2010/09/09 20:57:52.69 ID:ZkDmoSC20


251以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします: [] 2010/09/09 21:19:50.40 ID:ZkDmoSC20


252以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします: [] 2010/09/09 21:38:58.65 ID:ZkDmoSC20
うー

253以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします: [] 2010/09/09 21:57:28.77 ID:ZkDmoSC20


254以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします: [] 2010/09/09 22:16:03.99 ID:ZkDmoSC20


255以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします: [] 2010/09/09 22:35:34.49 ID:ZkDmoSC20


256以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします: [sage] 2010/09/09 22:46:35.86 ID:iK0mCHrZ0


257以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします: [] 2010/09/09 23:08:39.67 ID:ZkDmoSC20


258続々・プールの中に魔が潜む  ◆nBXmJajMvU : [] 2010/09/09 23:14:48.73 ID:ZkDmoSC20
「は、ははは、放すなよー?絶対放すなよー?」
「はいはい、わかってるから」
「ファイトであります、沙々耶ちゃん。まずは、水に慣れるのであります!」

 ざぷざぷ
 必死に有羽にしがみつきつつ、泳ぐ練習をしている沙々耶
 いや、泳ぐ練習と言うより、まずは水に慣れようとしている、といったところか
 外見は高校生程度とは言え、悪魔の囁きとして生まれて一年未満
 人間になってからも、まだ半年もたっていない
 そもそもが、人の心に巣くう存在だったはずの者
 泳ぐとか浮くとか、そういった行為に順応していないのだ

「ほら、体の力を抜いて」
「ぬ、ぬいたら流されるー」
「掴んでるから、流れないっての」

 …まぁ、本人の臆病さも、なかなか上達しない原因なのかもしれないが
 沙々耶の様子に、有羽が苦笑していると

 −−−−−一瞬
 プールの流れが、速くなった気がして

「!!」
「沙々耶ちゃん?」

 …沙々耶が
 何かを、感じ取った

「な、何か……こっちに、近づいてる…!」
「え?」

259続々・プールの中に魔が潜む  ◆nBXmJajMvU : [] 2010/09/09 23:17:15.86 ID:ZkDmoSC20
 元・悪魔の囁きである沙々耶、人間となった今も、元々の本能なのか…都市伝説の気配に、普通の人間より敏感だ
 プールの中に、何かいるのか?
 有羽とコンスタンツェが、警戒した、直後…

 再び、プールの流れが、速くなって

 するっ!!

「え?」
「!?」

 …沙々耶の、胸を覆っていた、ビキニが
 外れてしまって、プールの水に流された!!

「わわわわわわ!?み、見てはいけないでありますっ!?」
「うわっ!?」
「って、わわ!?は、放すなっ!?流される!!??」

 っば!!!
 慌てて、有羽の目を塞ぐコンスタンツェ
 ビキニを流された沙々耶本人は、ちょっとびっくりしただけで、さほど気にしてないのか、それよりもプールの流れに流されないほうが必死のようだ

「お姉!?どうしたんです!?」

 三人の様子に、デリアが慌てて近寄ってくる
 …直後
 彼女の周囲の水の流れが、早くなり…

「……っきゃあ!?」


260続々・プールの中に魔が潜む  ◆nBXmJajMvU : [] 2010/09/09 23:19:05.42 ID:ZkDmoSC20
 するっ!!と
 いつのまにか、デリアの水着が…彼女の体から、離れて
 ぷかぷかと、流される!!!

「っな、ど、どうしてっ!?」

 彼女の、水着の形状的に
 プールの流れに負けて、はずれて流されるなど……「ありえない」
 どう言うことなのか?

 …つまり、は
 沙々耶の感じ取った、何かの気配
 …恐らくは、都市伝説であろう、それ
 それの仕業なのだろうか

「って、きゃあああ!!??ど、どんどん流されてるっ!?」
「水着、ながされてる、ですか?とって、きますか?」
「お、お願いします、メイちゃんっ………で、でも、流れが速くなったりしてるから、無理はしないでっ!!」

 ぱっちゃぱっちゃぱっちゃ
 一生懸命、犬かきでデリアの流された水着を追いかけるメイ

 その姿を見送りながら、デリアは真っ赤になって、胸元を隠しながらプールに沈むのだった


 ……くすくす
 くすくすくすくすくす
 プールの中で、何かが………笑った

to be … ?

261以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします: [] 2010/09/09 23:19:57.44 ID:ZkDmoSC20
本日二度目の三面鏡の人に焼き土下座!!!orz
二人ほど向かせていただきました
エニグマ妹の水着は形状的に剥くの無理だろとか突っ込んじゃいけない
相手は都市伝説だ、不可能を可能にしてみせるさ



そして、力尽きるお休みー

262以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします: [] 2010/09/10 00:00:54.21 ID:8tLT5xY00
ho

263以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします: [sage] 2010/09/10 00:15:28.26 ID:lNd5mndQ0
投下乙ですー

被害者続出中かwww
この水の中の変態は一体何者なのだろうか

264以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします: [] 2010/09/10 01:00:29.22 ID:GTAdqEzy0
乙です。

ふむ、美少女と美幼女の両方が剥かれたか…………。

265以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします: [] 2010/09/10 02:04:23.60 ID:GTAdqEzy0


266以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします: [] 2010/09/10 04:04:11.19 ID:GTAdqEzy0


267以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします: [sage] 2010/09/10 06:16:58.08 ID:yAYp1v+3Q
ほし

268以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします: [] 2010/09/10 07:50:04.09 ID:JjUsyVT/Q
しか

269以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします: [] 2010/09/10 09:55:09.79 ID:l8c5ZN+50
かえる

270以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします: [] 2010/09/10 10:37:24.46 ID:l8c5ZN+50
ルビー

271以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします: [sage] 2010/09/10 11:38:01.40 ID:yAYp1v+3Q
ビール

272以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします: [] 2010/09/10 12:46:58.83 ID:ZluMl2SP0
瑠璃

273以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします: [] 2010/09/10 13:11:26.98 ID:ZluMl2SP0
りんご

274以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします: [sage] 2010/09/10 13:31:35.11 ID:yAYp1v+3Q
ゴール

275以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします: [] 2010/09/10 13:51:11.44 ID:ZluMl2SP0
ルンバ

276以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします: [] 2010/09/10 14:15:53.60 ID:ZluMl2SP0
バス

277以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします: [] 2010/09/10 14:39:02.57 ID:ZluMl2SP0
すずめ

278以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします: [sage] 2010/09/10 14:42:36.63 ID:nSM+fbvY0
メリーさんの館

279以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします: [sage] 2010/09/10 14:45:14.61 ID:nSM+fbvY0
例えば幼女と少女が剥かれた今
この瞬間にこそ紳士諸兄らの出番ではないだろうか
と思った……よ?

280以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします: [] 2010/09/10 14:58:26.98 ID:ZluMl2SP0
>>279
>この瞬間にこそ紳士諸兄らの出番ではないだろうか
ロリコン共の出番ということですね、よくわかります


赤マント「はっはっは、私はこの赤いマントを脱ぐ事ができないゆえ、一般人もいる時間にプールと言うのは危険なのだよ!」
赤いはんてん「あぅあぅ、赤いマントの下に赤いビニキパンツいっちょなんて、ただの変態なのです。元々変態だけど」

赤い靴「俺はTさん達の傍にいる訳で、そっちの方に水着脱がせ魔が出る可能性は低いそうだ。Tさん達を巻き込むから」

俺の出したロリコン共は、こういう理由で出番が、なorz

281学園祭の裏側で  ◆nBXmJajMvU : [] 2010/09/10 15:11:13.22 ID:ZluMl2SP0
 繰が、いかにディランを部屋から追い出し、宏也から取り戻した下着をはきなおそうか
 それを必死に考えていた、その時

 ……にゃあ、と
 猫の鳴き声が、聞こえた

「え?」

 繰が、声のした方向を、見ると
 うにゃん?と首をかしげている猫が一匹
 ふわふわした毛の長い、若干大柄な猫がちょこんっ、と座って、繰とディランを見つめていた

「あ……だ、ダミア?どこから入ってきたの、駄目だよ…」
「え?何、この猫、先生の?」
「あ、う、うん……」

 うにゃにゃん
 ディランの言葉を理解しているのかいないのか、ダミアと呼ばれたその猫は、てちてちと二人に近づいてきた
 じ〜〜〜っと、二人を見つめて
 そして、何を思ったのか

「っきゃ!?」
「く、繰ちゃん!?」

 ぴょ〜〜ん!と、繰に向かって、飛び掛った
 繰に自覚はなかったが、メイドとして接客していて、甘いケーキなども運んでいた訳で
 彼女が纏うその甘い香りを、ダミアが感じ取ったのだ
 猫とは言え、大柄なダミアに飛び掛られ、椅子から転げ落ちそうになる繰
 その繰に、ディランは慌てて手を伸ばしたが


282学園祭の裏側で  ◆nBXmJajMvU : [] 2010/09/10 15:14:21.49 ID:ZluMl2SP0
「にゃ?」
「うわっ!?」

 ふみっ
 繰に飛び掛った、ダミアが
 繰に手を伸ばしたディランの頭を、思い切り踏んづけて
 結果として、繰もディランも、倒れこんでしまい

「いたた……もう、何なの………よ」

 ぴし、と
 今の状況に、固まる繰
 にゃ??と、ダミアは愛らしく首をかしげている、が

 待て
 何がどうなって、こう言う状況になった!!??

「あぅ………いたた……だ、ダミア?ぼ、僕の、頭から……降りて、くれる、かな……?」
「あ、ま、待った!降りないで!このままで!!」
「………え?」

 慌てた様子の繰の言葉に、ディランは首を傾げようとするが……後頭部にダミアが乗っている状況では、首を傾げられない


 ……今、どんな状況になっている、か?
 それは、繰が床に、脚を開いた状態で座り込み
 どう言うタイミングで入り込んでしまったのか、その両足の間に……ディランの頭が、入ってしまっていて
 スカート越しに、その後頭部に、ダミアが座っている状況
 すなわち
 ダミアが体をどけて、ディランが顔を上げたら

283学園祭の裏側で  ◆nBXmJajMvU : [] 2010/09/10 15:15:09.67 ID:ZluMl2SP0
 見える
 色々と、見えてしまう
 まだ、宏也から取り戻した下着をはきなおしていないのである
 全体的に色々と見えてしまうっ!!??


「え、えぇと、繰ちゃん………どう言う状況、なのか……聞いても、大丈夫……?」
「き、聞くなっ!?自分で考えなさいよ、それくらいっ!!」
「あぅぅ……っ!?ご、御免なさい……」

 おどおどした様子のディランの言葉に、真っ赤になって答える繰
 うにゃにゃん??と、ダミアは不思議そうに、不思議そうに首をかしげていて

 この状況、一体、どうしたら良いのか
 思考を混乱させ、繰は固まってしまっているのだった

 


続くかどうかさっぱりわからないから困る

284以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします: [] 2010/09/10 15:16:01.69 ID:ZluMl2SP0
二日連続で三面鏡の人に焼き土下座!!orz
前回、ラッキースケベイベント状態まで持っていけなかったので、今度こそ持っていきたかった
が、ディランがへたれなので難しかったから、いっそ、小動物を交えてみたらこうなった
これ以降どうなるかさっぱり構想できてないから困る

285以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします: [] 2010/09/10 15:38:39.99 ID:ZluMl2SP0
うー

286以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします: [] 2010/09/10 16:11:54.99 ID:ZluMl2SP0
うーうー

287以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします: [] 2010/09/10 16:37:41.74 ID:ZluMl2SP0
うーうーうー

288以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします: [] 2010/09/10 17:04:45.54 ID:ZluMl2SP0
うーうーうーうー

289以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします: [] 2010/09/10 17:32:55.69 ID:ZluMl2SP0
夕食後もスレが残っていますように

290以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします: [] 2010/09/10 19:02:42.44 ID:0Oy289IfP


291流れはそうそう止まらない ◇W5H6Y5Rl3M (代理): [] 2010/09/10 19:24:36.80 ID:uhgU9Lfr0
プールの施設内で起こる騒ぎを聞きつけたパスカルは、状況を把握しようといち早く動く
流石に全裸はまずいので、即座に最低限のものを身に付けて更衣室を飛び出した
最低限――その感覚がまだ男性寄りのままだったのだろう、あまり際どいデザインではないものの、ビキニの水着の下のみを装着した姿で
「何があった!」
豪快に放り出された揺れる巨乳に、通りすがりの男性一般客や男性職員の視線が集まったり逸らされたりと大混乱を招く
何かあったのはあんたの方だという無言のツッコミが飛び交う中、ヘンリーが後ろからそっと自分の上着を羽織らせる
「乙女が恥じらいも無く肌を晒すのはどうかと思うぞ」
「へ? あ、ああ、そういえば公共の場だな。とっさに動くとまだどうも男の感覚でいかん」
不意の紳士的な優しさに、冷静さを取り戻すパスカル
「まあ勢いとはいえ水着を選んだのは良い事だ。こちらも着用したまえ」
随分と胸のラインの縫製が大変だっただろう、機能性よりも身体のラインを出す事を重視した競泳風水着姿のドクターが、置いてきぼりにされた水着の片割れを差し出してくる
「フィッティングもきちんとしたいが、何やら騒ぎが起きているなら悠長にはしていられないな」
ヘンリーに掛けられた上着の下で、もぞもぞと水着を付け直すパスカル
「中で女性客の悲鳴がやたらと聞こえる。混乱が大き過ぎて状況の把握が難しい、とにかく様子を見てくる」
「まさに調べるべき事が今起きているという事だな」
パスカルとヘンリーは頷き合い、プールの中へと駆け出していく
「さて、うちの子達は無事だろうか。バイトくんと先生が居れば、真っ当な相手ならどうという事は無いと思うのだが」

―――

「コンスタンツェ、見るなも何も、っと、流石に流れるプールで目を塞がれるとだな」
有羽の背中に乗って足を絡め、おぶさるようにしてその目を塞ぐコンスタンツェ
濡れた手と身体で目を塞がれて、水の流れと慌てふためく沙々耶の引っ張る力でよろよろとバランスを崩す
「みっ、水着とかいいから、はっ、はなっ、離さないでっ」
そこへ、手を掴むどころか腕を抱くように引き寄せて、両手と谷間でがっしりと確保されてしまう

292流れはそうそう止まらない ◇W5H6Y5Rl3M (代理): [] 2010/09/10 19:26:34.28 ID:uhgU9Lfr0
「うわぷっ!?」
「はわっ!?」
「たすけべごぶっ!?」
力のバランスが狂ってしまい、有羽の身体は半回転して纏わり付く二人の少女もろとも思い切り水の中へと倒れ込んでしまった
三位一体の大混乱からいち早く水面に出たのは、倒れ込んだ勢いで絡み付いていた二人が離れた有羽
顔の水を拭い、沈んだ二人を探し流れの下流へと視線を向ける
泳げない沙々耶は、とにかく掴まれるものを探して水の中で必死に手を動かす
同じく水中で、そんな状況に正面から掴まれれば自分も沈められるという救助的判断から、一旦離れるべきと判断するコンスタンツェ
一旦プールの縁を目指して自ら上がり、そこから沈んでいる沙々耶の位置を確認して改めて飛び込み背後から救助する
そんなプランを即座に立てて、水面を目指して泳いだ瞬間
沙々耶の手が、コンスタンツェの水着の裾をぐいと掴み
無駄の無い泳ぎで勢いをつけたコンスタンツェの身体から、水着がするりと抜けて
それに気付いた時には既にコンスタンツェはプールの縁へと足を掛けていた
「………………」
濡れた身体を風が撫でていく冷たい感触
片足を大きく上げて大股開きになった状態で、流されていったであろう二人を探していた有羽とかっちりと視線がぶつかり
湯気が立ちそうな程に顔を赤くしたコンスタンツェは、卒倒してそのまま力無くくてりとプール縁に倒れてしまった
水中には胸丸出しで溺れている沙々耶、プールサイドには下半身丸出しで倒れているコンスタンツェ
先程騒ぎを聞きつけて戻ってきたデリアも半裸のままで、唯一無事なのは犬かきで流れた水着を回収に向かったメイだけである
「まったく、何が起きてるんだこのプール」
周囲を警戒しながらも、暴れる沙々耶をなんとか引き上げて
「先生、とりあえずタオルをありったけ持ってきて下さい。隠すものが無いとまともに動かせません」
「あらあら、私はこっちの光景の方が良いのだけれど。ヌーディストビーチはあるけどヌーディストプールっていうのは初めてだもの」
「ホルマリンのでヌードなのは死体で良ければご案内しますが?」
「嫌ねぇ、エルフリーデの教え子の割に冗談が通じないんだから」
「ドクターは実にあなたの教え子ですね。あの人も冗談が冗談に聞こえない事が多々あります」
騒動は収まる気配を見せず、流れた三人分の水着も回収される気配は今のところ全く無いのであった

293以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします: [sage] 2010/09/10 19:44:10.70 ID:hYop3hG60
投下乙ですー

有羽はもうちょっと女性の体に対して感じることがあってもいいと思うwww

294続々々・プールの中に魔が潜む  ◆nBXmJajMvU : [] 2010/09/10 19:55:12.29 ID:uhgU9Lfr0
 ぱっちゃぱっちゃぱっちゃ
 懸命に犬かきで泳ぎ、流されていく水着を追いかけるメイ

 …気づかない
 水の中、自分に近づく気配に…彼女は、気づかないままだ

 ぱっちゃぱっちゃぱっちゃ
 流され続ける水着
 それを追いかける、彼女の前方に

(−−−−−−−−−−−っ!!)

 メイに近づいていた「それ」は、その恐ろしさに気づいた
 …あれの前で事を起こすのは、危険すぎる
 水の中、それは小さく舌打ちして、メイから離れ
 ……メイが追いかけていた水着を流していたもう一体も、すぅ、と離れていった


「………?」

 …流されていっていた水着
 その流れが、不意に遅くなる
 ……前方に
 誰か、いる

 …それは、白髪交じりで灰色に見えるその髪からして、50代程だろうか
 しかし、その割には鍛えられた体には、一切の衰えを感じさせない、長身の男性
 人見知りな性格のメイは、そんな男性を前に、泳ぎが鈍ってしまう

 ぷかぷか

295続々々・プールの中に魔が潜む  ◆nBXmJajMvU : [] 2010/09/10 19:56:35.28 ID:uhgU9Lfr0
 ぷかぷかと、メイが追いかけていた、沙々耶やデリア、コンスタンツェの水着は、男性の元に流されていって

「…………」

 メイが、その水着を追いかけていた様子を見ていたのだろう
 男性は、水着を手に取ると、メイに近づいてきた

「…追っていたのだろう?」

 す、と
 水着を、メイに差し出してきた
 おずおずと、メイはそれを受け取る

「は、はい………ありがと、です」

 ぺこり
 メイは、男性にお辞儀すると
 どこか、威圧感すら感じさせるその男性から、急いで離れていったのだった



「……流れが、酷く不規則だな………」

 プールの流れを確認し、男性……朝比奈 秀雄は、小さく呟いた
 一定しない、プールの流れの速さ
 それに、先ほどの少女の周囲と、流されてきた水着の周囲から感じた気配…

296続々々・プールの中に魔が潜む  ◆nBXmJajMvU : [] 2010/09/10 19:58:05.67 ID:uhgU9Lfr0
 ……やはり、都市伝説が絡んでいる
 朝比奈はそれを確認し、同じくこのウォーターアミューズメントパークにきている鳥井とヘンリーと連絡を取ろうとする
 まずは、鳥井に連絡して、一般客がこの施設から出るよう、歌で誘導させるべきだ

 プールサイドにおいていた荷物から携帯を取り出しつつ
 ………朝比奈は、小さくため息をついた

「……状況は、把握できた、が………………だというのに、どこに行ったんだ、マドカは」

 鳥井が今回の調査に同行すると聞いて、無理矢理、ここに付いてきた己の妻を想い
 彼女が巻き込まれていなければいい、と深く、深くため息をついたのだった





to be … ?

297以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします: [] 2010/09/10 19:59:42.90 ID:uhgU9Lfr0
先に他のネタを書くはずが、なぜかあっさり書けた罠
まぁ、秀雄の知り合いを増やしてみたかったんだが、考えてみりゃメイちゃん人見知りするから無理だっつーの、と一人突っ込み

とまれ、メイちゃんは無事、みんなの水着を取り返したようです
そして、ヘンリーに秀雄から情報が行くから、犬メイドにも伝わるかな

298以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします: [] 2010/09/10 20:11:01.46 ID:uhgU9Lfr0
うー

299以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします: [] 2010/09/10 20:39:50.88 ID:uhgU9Lfr0
うーうー

300以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします: [sage] 2010/09/10 20:45:03.80 ID:hYop3hG60
投下乙ですー

秀雄に知り合い…すまない、全く予想できないwwwww
登場人物の平均年齢が若いからなぁ
なかなか秀雄とつりあうキャラが見当たらないぜ

301以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします: [] 2010/09/10 20:54:53.12 ID:uhgU9Lfr0
秀雄につりあうキャラってどんなキャラなんだろうなぁ

年齢的に考えれば死人部隊の中年辺りなのかもしれないが……話があっている様子が想像できないのは何故なんだwwwww

302以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします: [sage] 2010/09/10 21:10:05.01 ID:hYop3hG60
彼らの間で話が合う話題か…
「ラジオde都市伝説」のコーナーで女性に関する苦労話をしてる様子が浮かんだwwww
うん、間違いなく本編では使えない

303以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします: [sage] 2010/09/10 21:12:17.29 ID:BV78wq4b0
test

304以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします: [] 2010/09/10 21:13:31.96 ID:uhgU9Lfr0
>>302
>「ラジオde都市伝説」のコーナーで女性に関する苦労話をしてる様子が浮かんだwwww
秀雄「………嫁の手料理が、ことごとく生物兵器にしかならないのだが」
 相談される中年が困るなwwwwwwwwwww

>>303
おめ!!

つ プロテイン

305以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします: [sage] 2010/09/10 21:13:38.88 ID:BV78wq4b0
って規制解けるの早ぇぇぇぇww 復☆活(

>>302
でも面白そうだwwwww
裂邪が苦労してないのが残念orz

306以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします: [sage] 2010/09/10 21:13:55.93 ID:dh5dA/UM0
大丈夫だろうけどテスト

307以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします: [sage] 2010/09/10 21:22:29.28 ID:hYop3hG60
お絵かきの流れに続いて規制解除の流れ!
規制解けろーもっと解けろー

308以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします: [] 2010/09/10 21:24:12.47 ID:uhgU9Lfr0
規制がだいぶ解けてきたようで嬉しい限り
みんなの規制が解けますように!!

309以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします: [sage] 2010/09/10 21:30:41.34 ID:BV78wq4b0
よし、規制が解けるような都市伝説と契約して・・・



そんな都市伝説あるのだろうかorz

310以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします: [] 2010/09/10 21:34:43.05 ID:uhgU9Lfr0
>>309
>よし、規制が解けるような都市伝説と契約して・
免罪符の契約者なら…うーん、無理かな


ちなみに、規制解除はプロパイダ元がどれだけ早く対応してくれるかにもよる
だから、しょっちゅう規制されるけど解除も早いプロパイダもあれば、めったに規制されないけど一度規制されるとなかなか解除されないプロパイダとか色々あるんだぜ


311以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします: [sage] 2010/09/10 21:38:14.35 ID:BV78wq4b0
>>310
そうなんですか・・・規制も奥が深いですね;

312以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします: [sage] 2010/09/10 21:39:40.94 ID:7vNZkDoj0
早いとこ解除されないかなぁと規制テスト

313以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします: [sage] 2010/09/10 21:40:28.53 ID:7vNZkDoj0
って解けてるし
あれか鯖飛びのゴタゴタの合間の一時だな

314以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします: [] 2010/09/10 21:41:04.32 ID:uhgU9Lfr0
>>311
以前、相当長く規制された思い出がだね(遠い目

>>312
おめ!!
プロテインにする?
それとも、化死窪喪血にする??

315以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします: [sage] 2010/09/10 21:46:21.34 ID:BV78wq4b0
>>312
解除おめ!

>>314
化死窪喪血はらめぇぇぇぇぇぇぇwwwww


316以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします: [sage] 2010/09/10 21:59:48.02 ID:mgvag/5N0
地元密着型のローカルなプロパイダだったときは規制知らずだったのに
全国的にメジャーなプロパイダに乗り換えたばっかりに、規制の荒波に飲まれちまったぜ…
どこかにいい業者はいないものか

>>314
いやすぎる二択だwwwww
プロテインにはもれなく漢が憑いてくるんですねわかります

317以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします: [] 2010/09/10 22:13:18.71 ID:uhgU9Lfr0
>>316
.プロテインにはもれなく漢が憑いてくるんですねわかります
もしくは、飲めばもれなく兄貴になれます

318以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします: [sage] 2010/09/10 22:15:02.23 ID:BV78wq4b0
>>317
なっちゃうのかwwww
それならついてくる方gどっちもヤダァ〜(そして背後に気配が

319続々々々・プールの中に魔が潜む  ◆nBXmJajMvU : [] 2010/09/10 22:29:15.67 ID:uhgU9Lfr0
 ぷかぷか
 のんびりと、浮き輪で流れるプールで流されていた愛美

 …そこに
 ゆらり、近づく気配があった

「………っ!」

 若き時より、都市伝説と戦い続けてきた愛美
 彼女の、勘が……都市伝説の接近を、感じ取る

 水の中に、何か、いる
 自分に、迫ってきている、と

 気づきはした……しかし、銃はプールサイドに置いてきている
 そして、泳げない彼女にとって、水の中、それも、浮き輪で浮いているという状態は、身動きがとりにくく………

「っな!?」

 するんっ!!
 彼女の胸元を覆っていたビキニが水の流れに取られて流された
 …違う、ただの流れじゃ、ない
 明らかに、都市伝説的な力が働いている……!

「…………いい度胸だ」

 ゆらり、気配だけで、姿の見えない、その相手に
 胸元を隠しながら……愛美は、確かに殺意を覚えたのだった

続くっぽい?

320以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします: [] 2010/09/10 22:31:34.36 ID:uhgU9Lfr0
俺は……………今夜、愛美さんに、殺されるだろう、な…………

そんな訳で、剥かせていただきましたはないちもんめの人に焼き土下座orz
他の剥かれてる人々も、ほぼ同時刻に剥かれている予定です
望達サイドでも、同時刻騒ぎが起きている予定なので、近々書くから待ってーーー!!

321以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします: [] 2010/09/10 22:50:00.66 ID:uhgU9Lfr0
駄目だ、マッドガッサー陣を剥くネタ間に合わない
力尽きるぜおやすみー
明日もスレが残っていますように

322以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします: [sage] 2010/09/10 22:54:21.65 ID:BV78wq4b0
乙です〜
とうとう剥かれたか愛美さんハァハァ(ターンッ

>>320-321
>望達サイドでも、同時刻騒ぎが起きている予定なので、近々書くから待ってーーー!!
(裂邪>これはwktkせざるを得ない!
お前ミナワに目隠しされる運命にあるから・・・

>力尽きるぜおやすみー
お疲れ様でした〜
愛美さんに気をつけてぐっすりお眠りくだs(ターンターンッ

323以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします: [sage] 2010/09/10 23:37:14.10 ID:mgvag/5N0
明日は落ちやすい曜日・・・
生き残れるだろうか

324以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします: [] 2010/09/11 00:04:10.51 ID:MRptV6QE0
いつの間にやら土曜日だー

325以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします: [sage] 2010/09/11 00:08:53.72 ID:mdRL1Iud0
ねれないほ

326以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします: [] 2010/09/11 00:38:33.47 ID:mdRL1Iud0
寝る前ほ

327以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします: [] 2010/09/11 00:49:02.53 ID:8LqfuiNY0
ここ数ヶ月の内に久々に帰って来た人が増えて嬉しい限り
この流れに乗じて君と君の君の人とか戻って来てくれないかなあ、と

328以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします: [] 2010/09/11 01:27:20.95 ID:0t0Q7/Gw0


329以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします: [] 2010/09/11 01:58:55.64 ID:MRptV6QE0
>>327
同士よ
あの方の文章というか書き方は大好きだ
あと、モデルケースの人は、きっと続きを書いているのだと信じたい

それと戻ってきてほしいというか、数日前だったかに投下された吸血鬼少女の人
あの方にも是非続きを書いていただきたい

綺麗な文章を書いてくれる人は総じて大好きです

330以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします: [] 2010/09/11 02:23:52.17 ID:n/+qvON80
>>327
闇子さんの人の文体や
中二病コンビの人の掛け合いは絶妙だった
またふらりとやって来てくれる事を祈ろう

331以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします: [] 2010/09/11 03:57:49.63 ID:bRa6B6aO0
私はね
未だに台風一家の人が戻ってくるんじゃないか
と心の何処かで信じているのだよ

332以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします: [sage] 2010/09/11 07:05:29.15 ID:VZqmmFqdQ
ほし

333以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします: [sage] 2010/09/11 07:31:17.26 ID:mdRL1Iud0
俺はちょっと前に書かれたドジっ子な貞子の続きが楽しみでならない
貞子の新境地を見た気がした

334以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします: [sage] 2010/09/11 08:34:31.23 ID:mdRL1Iud0


335以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします: [sage] 2010/09/11 09:07:35.83 ID:mdRL1Iud0


336以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします: [sage] 2010/09/11 09:34:38.67 ID:mdRL1Iud0


337以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします: [sage] 2010/09/11 09:43:24.86 ID:svLfROn00


338以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします: [sage] 2010/09/11 09:54:15.76 ID:mdRL1Iud0


339以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします: [] 2010/09/11 10:44:13.03 ID:FPRQkTIL0


340以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします: [] 2010/09/11 11:14:58.57 ID:FPRQkTIL0


341以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします: [sage] 2010/09/11 12:40:15.20 ID:VZqmmFqdQ
ほしゆ

342以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします: [] 2010/09/11 13:09:34.74 ID:zhQ9EO0w0
ごちそうさまほ

343以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします: [sage] 2010/09/11 13:12:01.43 ID:mdRL1Iud0
筆が進まないorz

344以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします: [] 2010/09/11 13:27:46.72 ID:zhQ9EO0w0
>>343
そう言うときは、焦らずまったりが一番だぜ
気分転換してみるとか

345以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします: [sage] 2010/09/11 13:34:49.87 ID:mdRL1Iud0
>>344
その気分転換に絵を描いてたらそっちの筆が進まなくなっちまいまして(ぇ
あれもこれも進まないとかどうしようもないな俺・・・(つДT)

346以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします: [] 2010/09/11 13:49:47.22 ID:zhQ9EO0w0
>>345
なぁに、焦らないのが一番だ
一緒にスパイダソリティア初心者モードでのハイスコアでも狙わないk(あくまのささやき

347以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします: [sage] 2010/09/11 13:59:02.65 ID:mdRL1Iud0
>>346
そういえばスパイダソリティアなんて久しく触ってないんだぜ
やってこようk(囁きにのってしまいました

348人生諦めが肝心 ◇W5H6Y5Rl3M (代理): [] 2010/09/11 14:13:30.28 ID:zhQ9EO0w0
尻餅をついたゴスロリメイド、宮定繰
そのスカートの中に頭を突っ込んで、猫に頭を押さえつけられたディラン
普段の繰なら蹴りの一つでも叩き込んで終わりなのだが、今回ばかりはそうもいかなかった
事故というか不可抗力というか、そもそも助けようとしてくれた結果であるために暴力に訴えるのはどうかという僅かな良心
そして、足を動かそうものならスカート生地から透ける光の加減によっては、見られてしまうのではないかという羞恥心
性的知識が保健体育並の繰とはいえ、見られたら恥ずかしい程度の羞恥心は持ち合わせている
「ね、ねえ、繰ちゃん……ちょっと首が……辛いんだけど……」
スカートの布越しにディランの頭に乗った猫のダミアは、それなりの大きさである
うつ伏せに近い体勢で後頭部から荷重が加えられては堪えるのは容易ではない
「その状態をキープ! あと喋らない!」
が、繰の悲鳴に近いその叫び声にびくりと身体を硬直させて必死に堪える
ディランの鼻先にある部分を本来覆っているはずの下着は、繰が握り締めたままである
喋ったり呼吸をしたりする度に、その吐息が敏感な部分を撫でていく感触が、繰から冷静な思考と判断力を根こそぎ奪っていく
普通の人ならば反論の一つもするのだろうが、ディランはとことんお人好しであり言われた事は愚直に実行する傾向がある
喋る事を禁じた時点でディランの体勢を説明させ把握する事や、二人で協力して状況を脱出する事が封じられてしまったのだ


349人生諦めが肝心 ◇W5H6Y5Rl3M (代理): [] 2010/09/11 14:14:36.14 ID:zhQ9EO0w0
スカートの中で肘をついているらしく、繰の方からスカートを抜いて脱出するという手は使えない
猫を退けてスカートを顔と股間の間に押し込むというのも、ディランの顔が息が掛かるほど近過ぎて不可能
左右から股間を隠すように布を押し込むと、ディランの頭も押さえ込んでしまうためこれまた脱出できそうにない
ディランが頭を上げないようにして身体を引いていくのがベストなのだが、会話を封じてしまったためにスカートの中のディランの体勢が判別できずにこれも流れる
「猫を持ち上げて……顔を上げさせずに引っこ抜く……」
能力を使おうにも今の不安定な精神状態では、ディランを引き千切りかねない
テンパった思考を一人ぐるぐる巡らせても名案など浮かぶはずもなく
ふと気が付くと、目の前に鎮座したダミアがぷるぷると震えている
否、ダミアを乗せたディランの頭がぷるぷると震えている
スカートの中に閉じ込められ、熱気が篭り呼吸が苦しい上に掛かる荷重で首の疲労も相当なものであり
喋るなという命令を厳守した結果、何の警告も無くディランの顔はぽすりと柔らかい茂みに軟着陸する事となり
「んひゃぅっ!?」
素っ頓狂な声を上げた繰は、反射的にその足でディランの頭を押さえ込んでしまい、そのせいで余計にディランの顔は強く押し付けられる事になってしまう
流石にここまでくれば、いくら鈍いディランでもそれなりに察しがついて、咄嗟に頭を上げようとするのだが
見られないようにという事にだけ必死になった繰が、その頭を手で強引に押さえつけて足にも更に力を入れる本末転倒っぷり
事故の様相を通り越して、傍から見ればとんでもない光景になりつつあるのだが、当事者達はその状況を脱するためにただ必死になるばかりであった


350以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします: [] 2010/09/11 14:37:54.54 ID:zhQ9EO0w0
うー

351以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします: [] 2010/09/11 15:07:09.28 ID:zhQ9EO0w0
うーうー

352以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします: [] 2010/09/11 15:33:24.09 ID:zhQ9EO0w0
うーうーうー

353以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします: [] 2010/09/11 15:54:42.78 ID:zhQ9EO0w0
うーうーうーうー

354続々々々々・プールの中に魔が潜む  ◆nBXmJajMvU : [] 2010/09/11 16:16:04.11 ID:zhQ9EO0w0
 すらりと引き締まった、しかし、しっかりと鍛えられた体
 泳ぐ姿も、水の中から顔を出す姿も、実に様になり
 他の女性客からの視線に気づき、そちらににこりと笑いかけてやれば、黄色い悲鳴が上がる

「…すっかり忘れてたけど、あいつ、一応美形の範疇だったなぁ」
「言動とか行動とかで台無しやけどなぁ」

 女性客からの黄色い歓声を浴びている誠を眺めつつ、そんな事を話すマッドガッサーと葵
 ちなみに、マッドガッサーは美少女ロリ顔な素顔を晒した状態である
 昨年の騒動以降、能力を使う時以外はマスクを外している事が多いし…それに、プールでガスマスクは、ちょっと
 水着にガスマスクとか、どんな変態だ

 そう、翼相手への行動とかで色々と台無しだが、一応、誠は美形の範疇だ
 外面だけはいいので、本性さえ知らなければ普通にいい男だろう
 マッドガッサー達は、本性をわかりきっているのですっかり忘れていたが、こうやって一般人の反応を見ていると、改めて思い出す

「ひっひっひ、いいねぇ、女心を惑わす我が主。まぁ、主には惑わしてるつもりなんてこれっぽっちもないけどねぇ?ひっひっひっひぃ」

 誠に見惚れている女性達を見て、けらけら笑うは「魔女の一撃」、ロレーナ
 魔女の一種である彼女にとっては、契約者である誠が女心を惑わす存在であると言うのは、嬉しい事らしい
 魔女心とは、よくわからないものだ

 とまれ
 マッドガッサー達も、この休日を思い思いに楽しんでいた
 マリも、留美と一緒に泳いでいるし
 泳げない恵も、パーカーを羽織った状態で、プールサイドに座って脚だけプールに入れて、ちゃぷちゃぷと水の感触を楽しんでいる
 辰也は、それなりに泳いでいるが……恵をナンパされない為か、あまり恵から離れようとしていない
 …ちなみに、恵の傍に置かれている鞄の中にはジャッカロープが入っており、こっそりと顔を出してぴすぴすのんびりしていたりもする
 大人しくしていれば、人形か何かと思われてバレないだろう、この町なら


355続々々々々・プールの中に魔が潜む  ◆nBXmJajMvU : [] 2010/09/11 16:17:55.07 ID:zhQ9EO0w0
 そうして
 しばし、皆でのんびりとした時間を過ごしていたのだが


 −−−ぴくり

「んー?」

 一番初めに、何かを感じたのは、野生の勘でか、ジャッカロープとマリ

「………うん?」
「…何だ?」

 次にそれを感じたのは、都市伝説の気配を察知する事ができる辰也と、何らかの気配を感じ取った、誠


 すぅ、と
 水の中、何かが動く


「マリ?」
「……敵ー?」

 幼女姿の、マリに
 水の中、それは近づいて…

 直後
 プールの水の流れが、速くなって

 すぱーーーん!!

356続々々々々・プールの中に魔が潜む  ◆nBXmJajMvU : [] 2010/09/11 16:19:34.02 ID:zhQ9EO0w0
「お?」
「っ!?」

 幼女姿をとっていたマリが着ていた、セパレードタイプの水着が……マリの体を離れ、流された
 その直後

「おぉっと!?」

 するりっ!と
 ロレーナの着ていたスクール水着まで、彼女の体を離れ、流されだす!!

「くけっ!?」
「な……っと、とりあえず、お前ら!一応隠せ!?」

 恵がそれを見ないよう、慌てて恵の目を塞ぐ辰也
 いまだ、自分以外の女性の裸には耐性の無い恵
 一応、ロリ体型相手でも、見せる訳には!?

「っちょ、何があったん!?」
「わ、わからないけど……っきゃ!?マリ!?」

 辺りに、ちょうど一般人の視線がない事を確認したマリ
 人狼姿をとると、留美を抱きかかえ、プールから飛び出した

「葵も、急いで水の中から出ろっ!!」
「え……」
「水の中に、何かいる!!」

 マリとロレーナの水着は、自然に脱げた訳じゃない
 何か、引き寄せられるというか……吸い込まれるかのように引っ張られて、脱がされたのだ

357続々々々々・プールの中に魔が潜む  ◆nBXmJajMvU : [] 2010/09/11 16:20:37.31 ID:zhQ9EO0w0
 まるで、水の流れに引っ張られたかのように

 明らかに、自然ではない
 都市伝説的な、力
 水の中に……何らかの都市伝説が、潜んでいて
 それの仕業である事は、明白だった



 すぅ、と
 プールの中に潜む、それは
 くすくすと笑いながら………獲物を探し、流れ続けた





続く

358以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします: [] 2010/09/11 16:21:28.53 ID:zhQ9EO0w0
三面鏡の人に焼き土下座しつつ、マッドガッサー陣営の被害ですた
剥かれたのはロリ二人
ただし、偽ロリとロリババアだけどな!!!!



そして、出かけてくるー
夜もスレが残っていますように

359以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします: [] 2010/09/11 16:22:12.21 ID:PLU1ZAxBP
テンプレに書かれてるジャンプの某読みきりって何?

360以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします: [sage] 2010/09/11 16:51:28.25 ID:mdRL1Iud0
乙です〜
マリとロレーナが剥かれたか・・・下半身が限界なんだz(
む、このまま行くと残るは・・・


>>359
俺も気になる; WJ毎週読んでなかったことが悔やまれるぜorz

361以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします: [sage] 2010/09/11 16:57:59.65 ID:y2w0czs/0
2009年21号掲載
三代川将「血風学級怪」

多分これ
読んだと思うんだが内容は覚えてない

362以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします: [sage] 2010/09/11 17:32:54.42 ID:mdRL1Iud0
>>361
おぉ、わざわざありがとうございます
ヤフってくる〜

363以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします: [sage] 2010/09/11 18:33:00.03 ID:y2w0czs/0
フォーシュー


>>全てを読む(-1001) >>直接開く 前100 次100 最新50
投票にご協力を!

363 Res  dat落ち(DL)  スレ立て時刻:2010/09/06 12:41:40  最終書き込み時刻:2010/09/11 18:33:00 


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